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ドゥカティ、スポーツネイキッドとマッスルクルーザーを融合…『ディアベルV4』発表

レスポンス / 2022年11月1日 8時15分

イタリアのモーターサイクルメーカーのドゥカティは10月28日、「ドゥカティワールドプレミア2023」の第6回目「エピソード6」において、1.2リットルV4エンジンを搭載した『ディアベルV4』(Ducati Diavel V4)を初公開した。


◆先代モデルの『ディアベル1260 S』より13kg以上軽い


ディアベルV4の特徴は、ドゥカティのスーパースポーツバイクを彷彿とさせる立体的な造形のスチール製燃料タンクと、スリムでシャープなリアエンドだ。エアインテークは、サイドビューの主要なエレメントとして、筋肉質な造形をさらに強調している。スポーツネイキッドとマッスルクルーザーという異なるカテゴリーのテクノロジー、ダイナミクス、スタイリングを融合したという。


フロントのLEDデイタイムランニングライトはダブルCシェイプとした。リアライトクラスターは、テール下に配置されたドット状のLEDマトリックスから構成されている。デイタイムランニングライトのダブルCシェイプを反映したオリジナリティの高いデザインが採用された。


アルミ製モノコックフレームと片持ち式スイングアームから構成されるシャシーを備えており、軽量な「V4グランツーリスモ」エンジンの効果もあって、乾燥重量は223kgに抑えられた。これは、先代モデルの『ディアベル1260 S』と比較して、13kg以上軽い。


◆気筒休止システムで変化するエグゾーストサウンド


排気量1158ccのV型4気筒ガソリングランツーリスモエンジンを搭載する。最大出力は168ps/10750rpm、最大トルクは12.8kgm/7500rpmを発生する。ツインパルスの点火順序は、音質に細心の注意を払って開発された専用エグゾーストシステムとともに、V4グランツーリスモの大きな特徴となっているという。


V4グランツーリスモの開発では、燃料消費量の削減と快適性の向上も考慮された。リアバンクの「エクステンデッド・ディアクティベーション・システム」は、モーターサイクルが停止しているか、低負荷で走行中に作動し、リアバンクの作動を休止する。これにより、燃料消費量を削減し、ライダーとパッセンジャーの熱的快適性を向上させる。


エクステンデッド・ディアクティベーション・システムにより、エンジンは2気筒または4気筒として作動する。この移行は、ライダーが気付かないほどスムーズに行われる。作動する気筒数が変化すると、それに伴ってエグゾーストサウンドが変化する。V4グランツーリスモは、フロントの2つのシリンダーのみが作動している場合、より低い周波数で、より深いサウンドを発する。その一方で、4つのシリンダーすべてが作動している場合は、よりスポーティな高音のサウンドを発する。


◆4種類のライディングモードを切り替え可能


ディアベルV4に搭載される最新世代のエレクトロニクスパッケージは、モーターサイクルのロール、ヨー、ピッチ角を検出できる6軸慣性プラットフォーム(6D IMU慣性測定ユニット)に基づいている。


各コントロールの作動パラメーターは、4種類のライディングモードの「スポーツ」、「ツーリング」、「アーバン」、およびグリップの低い路面向けに設計された新しい「ウェット」モードと関連付けられている。各ライディングモードの設定には、最大出力とエンジンレスポンスを管理するパワーモードと、電子制御システムの介入レベルが含まれている。


中でも、スポーツモードは、最大のパフォーマンスを発揮できるように設定されている。このモードを選択すると、エンジンはフルパワーの168psを発生し、ダイレクトで力強いレスポンスを実現する、と自負する。


「ドゥカティ・トラクション・コントロール(DTC)」と「ドゥカティ・ウィリー・コントロール(DWC)」の介入は最小限に抑えられる。ABSはレベル2に設定される。これにより、コーナリング機能を維持しながら、後輪のリフトアップを制御して、ブレーキ性能を最大化することができる。このモードは、ディアベルV4のパフォーマンスを最大限に楽しみたい経験豊富なライダー向け、としている。


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