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ドゥカティ スクランブラー 新型、夜が似合う「ナイトシフト」をラインナップ

レスポンス / 2022年11月11日 12時15分

ドゥカティは11月7日、新型『スクランブラー』を「ドゥカティワールドプレミア2023エピソード7」において初公開した。新型スクランブラーのエレガントで洗練されたバージョンが「ナイトシフト」(Ducati Scrambler Nightshift)だ。


◆ネブラブルーのカラーリングにフルブラック仕上げのスポークホイール


新型『スクランブラー・ナイトシフト』は、新型スクランブラーで、最もエレガントで洗練されたバージョンを目指した。新型スクランブラー・ナイトシフトは、その名のとおり、夜のライディングが似合うモデルだ。それは、闇夜に光る宝石のような輝きを放つという。ゼッケンプレートやスポーティなフロントフェンダー、リアフェンダーレス仕様など、「フルスロットル」仕様のスポーティな装備はそのままに、よりクラシカルで洗練されたディテールをプラスしている。


ネブラブルーのカラーリングに、フルブラック仕上げのスポークホイールを組み合わせた。『1100スポーツPRO』から派生したストレートハンドルバーと、ハンドルバーエンドにはカフェレーサースタイルのリアビューミラーが装備されている。


また、新型スクランブラー・ナイトシフトは、2シーター仕様だ。フラットでカフェレーサースタイルの新しいシートは、ライダーだけでなく、パッセンジャーにも快適な乗り心地をもたらすという。


◆ナビゲーションも可能な4.3インチTFTメーターパネル


新型では、新開発の4.3インチTFTメーターパネルを装備した。先代モデルのモダンクラシックな見た目を維持する一方で、「ドゥカティ・マルチメディア・システム」を搭載できる。これにより、ターンバイターン・ナビゲーションを利用することが可能になった。


また、新型には、デュアルチャンネル・コーナリング ABSを採用した。この進化したABSでは、車体を傾けた状態でのブレーキング時にグリップコントロールが可能。コーナリング時の転倒のリスクを実質的に回避することができるという。トラクションコントロールに関しては、キャリブレーション済みの4段階の介入レベルから選ぶことができる。トラクションコントロールを解除することも可能だ。


新型では、2種類のライディングモードが切り替えられる。これは、ライド・バイ・ワイヤの導入により実現したものだ。ライディングモードは、「Road」と濡れたアスファルト路面の走行に特化した「Wet」の2種類から設定することが可能、としている。


◆最新のV型2気筒「デスモドゥエ」エンジン搭載


新型では、スイングアームとトレリスフレームから構成されるシャシーを刷新した。同様に、ドゥカティのスクランブラーの最大の特長である「デスモドゥエ」エンジンは、エンジニアリングが近代化され、先代バージョンと比較して全体で約4kgの軽量化に貢献している。


排気量803ccのV型2気筒ガソリンエンジンには、「デスモドロミック」バルブ駆動システムを採用した。最大出力は73ps/8250rpm、最大トルクは6.7kgm/7000rpmを発生する。ライド・バイ・ワイヤを新たに採用したことにより、あらゆる回転域でレスポンスが向上しているという。トランスミッションは6速。オプションでクイックシフターが選択できるようになった。


新型スクランブラーでは、ショックアブソーバーが車体の左側ではなく、スイングアーム中央にレイアウトされている。ステアリングアングルとハンドルバーの位置も見直され、ハンドリングが改善されている、としている。

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