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BMWの直4ターボ搭載、モーガン『プラス4』に2023年型…ESCと新ブレーキ採用

レスポンス / 2022年11月14日 12時15分

モーガンモーターカンパニー(以下、モーガン)は11月9日、オープン2シータースポーツカー『プラス4』(Morgan Plus Four)の2023年モデルを欧州で発表した。


◆インテリアを大幅に変更


2023年モデルでは、インテリアを大幅に変更した。新設計のアルミニウム製ダッシュボードとインストルメントパネルを装備した。このダッシュボードとインストルメントパネルは、マットシルバー、マットブラック、またはボディカラーに合わせた仕上げが選べる。助手席側のダッシュボードには、「Plus Four」の文字が添えられた。


2023年モデルでは、新しいLCDインフォメーションディスプレイが、ダッシュボードに組み込まれている。ドライバー正面に配置されたディスプレイは、従来の画面よりも大きく、解像度も引き上げられた。走行モードによって背景が変わる。ディスプレイには、必要な情報だけを表示する設計とした。センターコンソールを中心に、内装全体に広がる寄木細工のベニヤも導入されている。


ステアリングホイールは、センター部分がサテン仕上げとなった。この仕上げは、スピーカーグリル、ドアハンドル、ハンドブレーキ、シフトレバー周りなど、他の内装トリムとコーディネートされている。


◆ステアリングホイールと助手席側ダッシュボードにエアバッグを追加


2023年モデルでは、安全性能を引き上げた。「エレクトロニック・スタビリティ・コントロール(ESC)」を装備する。ESCは、プラス4に合わせてチューニングされており、走行モードに応じて介入レベルを切り替える。また、コンチネンタルやAP レーシングと共同開発した新しいブレーキシステムも採用している。


2023年モデルには、エアバッグが追加された。これは、製品を継続的に開発・進化させるというモーガンのコミットメントを強化するものだ。新しいアルミニウム製ダッシュボードの助手席側とステアリングホイール内に装備されたエアバッグは、モーガンの重要なエンジニアリングプロジェクトを表しており、車両の認証要件を超えているという。


サスペンションには、新設計のダンパーとブッシュを採用した。新しいダンパーは、乗り心地や高速走行性能を向上させているという。


◆トランスミッションは8速ATを改良


トランスミッションは8速ATが改良された。走行モードが「ノーマル」の場合、ブレーキ圧とステアリングアングルに基づいてシフトチェンジを最適化する。「Sport」と「Sport+」モードでも、ブレーキ圧とステアリングアングルに基づいて、スポーティ走行に適したシフトチェンジが行われる。


2023年モデルには、8速ATに坂道検出機能を採用した。急な坂道では、低いギアを自動的に選択する。ドライバビリティを支援し、パフォーマンスを向上させることに加えて、新しい8速ATのキャリブレーションは、効率も向上させているという。


欧州向け2023年モデルには、BMW製の2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジンを搭載する。最大出力は258ps、最大トルクは40.8kgmを引き出す。動力性能は8速ATが0~100km/h加速4.8秒、最高速は240km/h。6速MTは最大トルクが35.7kgmとなり、0~100km/h加速は5.2秒となる。

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