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制動性能と環境性能を両立、二輪用新ブレーキパッド「GREENANCE」初公開…ブレンボ

レスポンス / 2022年11月22日 12時45分

ブレンボは世界最大規模のモーターサイクル展示会「EICMA:ミラノモーターサイクルショー」にて、環境に優しいブレーキパッド「GREENANCE」、新型「19RCSコルサコルタRRレースレプリカマスターシリンダー」、改良型「GP4-MSキャリパー」を初公開した。


GREENANCEパッドはブレーキ温度の上昇時にも優れた耐熱性を発揮する。ダイナミック動力計効率試験では、高温・高速環境下で従来品より安定的な摩擦係数を示し、市販の比較対象製品と比べて平均で10%高い摩擦係数を記録。独自ベンチテストでは摩耗率が市販の同等製品を15%下回った。


また「GREEN(グリーン/環境にやさしい)」と「PERFORMANCE(性能)」をその名の由来とするGREENANCEパッドは、材料に銅とニッケルを使用せず、セラミックコンパウンドはアンチモンとアスベストを含まない。このほか、生産工程におけるメタンガスの使用を排除し、CO2換算で年間約176トンの温室効果ガスの排出を削減する。ブレンボでは今後、アフタマーケット向けブレーキパッドシリーズをGREENANCEパッドへ段階的に切り替えていく。


新型19RCSコルサコルタRRレースレプリカマスターシリンダーは、MotoGPやSBK(スーパーバイク世界選手権)向け同様、ビレット(中間鋳造品)からの機械切削で軽量化を図りつつ、レース仕様の設計をできる限り再現。チタングレーの硬質アルマイトのボディの表面は優れた耐摩耗性を発揮し、可動部品同士の摩擦を軽減する。新型はより濃く深みのある色合いとなり、Moto2、Moto3クラスモデルの外観にさらに近づけた。


改良型GP4-MSキャリパーは、パワフルなオンロードバイク向けに設計・開発されたブレンボGP4シリーズの最新モデルだ。MotoGPライダーが用いるブレンボ製キャリパー同様、アルミビレットとモノブロック設計の組み合わせで。過酷な走行環境でも高い安定性を発揮。耐久性を損なうことなくブレーキシステム全体の性能を高めることができる。改良型では日本のスーパースポーツバイク向けに取付ピッチ108mmをラインアップに追加した。

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