1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. ライフ

ポールスターのEVセダン『2』、航続拡大…ロサンゼルスモーターショー2022

レスポンス / 2022年11月23日 7時30分

ボルボカーズ傘下のポールスターは11月17日、米国で開幕したロサンゼルスモーターショー2022に、ブランド初のEVセダン『ポールスター2』(Polestar 2)の改良モデルを出展した。


◆欧州仕様車の航続は最大474kmに


今回の改良は、ポールスター2の入門モデルの「スタンダードレンジ・シングルモーター」グレードが対象になる。スタンダードレンジ・シングルモーターには、最大出力224hp、最大トルク33.6kgmを発生するモーターを1基積む。バッテリーの蓄電容量は64kWhで、1回の充電での航続は、最大440km(WLTPサイクル)だった。


改良モデルでは、バッテリーの蓄電容量を64kWhから69kWhへ、大容量化した。これにより、1回の充電での航続を、最大474km(WLTPサイクル)へ、7.7%引き上げている。


バッテリーの充電に関しては、DC(直流)急速充電の性能を高めた。現在は、バッテリーの充電は最大出力130 kWまでに対応する。改良モデルでは、最大出力170kWでバッテリーを充電することを可能にしている。


◆「パフォーマンスパック」は最大出力476hpに


EVパワートレインのモーターの性能を引き上げる「パフォーマンスソフトウェアアップグレード」が、欧州仕様の「パフォーマンスパック」に含まれるようになった。このパフォーマンスソフトウェアアップグレードは、「ロングレンジ・デュアルモーター」仕様が対象だ。モーターのパワーは68hp、トルクは2kgm上乗せされる。これにより、最大出力476hp、最大トルク69.3kgmを獲得する。


強化されたモーターは、スポーティな走行性能を生み出す。0~100km/h加速は4.4秒に短縮された。追加のパワーとトルクは、70~130km/hの速度域において、「ブースト」として利用でき、ミッドレンジでさらなる加速性能を発揮するという。80~120km/hの加速は、0.5秒短縮され、2.2秒となる。


また、プラスパックに含まれているヒートポンプの作動最適温度の範囲が広がり、7~25度の間となった。なお、これらのアップグレードは、「Over-the-Air」アップデートを介して、無線で配信され、新しいソフトウェアを車両にダウンロードできる。


◆内外装をアップデート


ポールスターの新戦略では、インテリアの素材に関して、再生可能、リサイクル可能、そしてリサイクルされた素材の使用を増やしていく。改良モデルでは、オプションのナッパレザーが、透明性があり、信頼性の高い共有データネットワークを確立するブロックチェーン技術を通じて調達された。ブロックチェーン技術は、検知されずに原材料の産出地に関する情報を変更できないため、原材料のサプライチェーンの透明性が大幅に向上するという。


改良モデルでは、新しいボディカラーとして、従来の「ボイド」を置き換える「スペース」と、従来の「ムーン」を置き換える「ジュピター」を新設定した。また、「マグネシウム」がオプション色ではなく、無料の標準色に変わっている。標準の19インチ、オプションの20インチアルミホイールは、新デザインになった。


インテリアは、ベンチレーテッドナッパレザーに新色として、「Zinc」を設定した。新色のライトアッシュデコも選択できる。パノラマガラスルーフ装着車用に、脱着式サンシェードもオプションで用意している。また、「プラスパック」には、キャビン内の空気をクリーンに保つ高性能キャビンフィルターと、新しい車載アプリを採用している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください