1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. スポーツ
  4. スポーツ総合

重文の門司港駅をスタートし1000kmの旅路へ…クラシックジャパンラリー2022MOJI

レスポンス / 2022年11月25日 7時0分

11月24日から27日にかけて開催されるクラシックジャパンラリー2022MOJIがスタートした。主催は一般社団法人クラシックジャパンラリー。


主催者は関東近郊で年に数回クラシックカーラリーを開催しているが、2018年以降、九州でも行うようになり今回で4回目となる。参加資格は1919年から1973年年に生産されたスポーツタイプの車両と、主催者が承認した車両で、1925年のブガッティ『T35A』から1971年のフェラーリ『365GTB/4 デイトナ』まで約40台が参加。


4日間のルートだが、昨年は鉄道駅舎としては初めて国の重要文化財に指定された門司港駅(福岡県北九州市)をスタートし、四国を経由し神戸にゴールした。今年はJR九州の起点を表す“0哩(ゼロマイル)標”が駅舎構内にある門司港駅をスタートするのは同じだが、初日は神々が宿る場所としても知られる大分県宇佐市や国東半島を経由し大分県別府へ。


2日目は別府からやまなみハイウェイ、阿蘇ミルクロードを通り、国指定重要文化財の山鹿八千代座(熊本県山鹿市)、そして、700人の子供達が待つ山鹿市立山鹿小学校(熊本県山鹿市)と、来年廃校を迎える全校生徒24人の山鹿市立平小城小学校(熊本県山鹿市)を訪問。長洲港から有明フェリー臨時便に乗船し、雲仙温泉を目指す。3日目は雲仙から大村湾の海岸線を抜け、みかん畑が広がる長与町(長崎県西彼杵郡)を通り、九州北西部の西彼杵半島を北上し、“ながさきサンセットロード”や“西海オレンジロード”を走り抜け、日本三大うず潮で有名な針尾瀬戸に架かる西海橋から佐世保を経て有田町を経由し嬉野温泉に。最終日は秘窯の里 伊万里大川内山や温泉郷“古湯温泉”、福岡市内を抜けて恋の浦、宗像、若戸大橋を経て、ゴールの門司港駅に向かう、およそ1000kmの道程だ。


このイベントの大きな特徴はこのルートでもわかるように、風光明媚な場所を数多く通るように設定していることだ。他のイベントの場合もそういった箇所は通るのだが、ナビゲーターは時間に追われる関係もあり、地図に集中して景色を楽しむ暇が少なく、時にはどこを走ったのかすら気付かないことが多いのだ。しかし、このイベントの場合は時間に余裕をもって走らせているので、ドライバーはもちろんナビゲーターも存分に景色を楽しみ、また、スタンプポイントなどによっては、その地での観光も含まれているので、十分にその地域を楽しむことができるし、主催者もそれを踏まえて少しでも地域の観光に貢献できればと考えているのだ。


さて、初日となる24日、車検を済ませた参加車両たちは、続々と門司港駅に集合。木造二階建てのネオルネサンス様式の駅舎は、左右対称の造りが特徴的で「門」を表現しているとも伝えられているその前にずらりと並んだ姿に、数多くの来場者がカメラを構え、また、その光景に圧倒されていた。


12時に多くの観客に見送られ続々とスタート。沿道にも多くの人たちが詰めかけ、手を振り合いながら初日のゴールである別府温泉を目指していった。その途中では、宇佐市役所でのスタンプポイントが設けられており、ここで一旦休憩。スポンサーである日本航空(JAL)のCAや宇佐市副市長とともに近隣の小学生が黄色い歓声とともにお出迎え。参加車たちも笑顔で応えていた。また、杵築市立山香小学校が通過ポイントとされており、そこでも5年生の生徒たちが沿道で旗を振りながら歓迎していた。


参加者たちは夕刻に無事に初日のゴールである別府温泉に到着。ゆっくりとお湯に浸かり、翌日の行程に向けて英気を養っていた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください