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ライダー用エアバッグジャケット、ワイヤレス式を警視庁白バイ隊が採用

レスポンス / 2022年12月2日 16時45分

ユーロギア ダイネーゼジャパン事業部は12月1日、伊ダイネーゼ社製ワイヤレスエアバッグシステム「D-air」を搭載した「スマートジャケット」を警視庁交通機動隊に納入したと発表した。


これまでの一般的なエアバッグベストは、車体とライダーをワイヤーで接続し、転倒によってガスボンベの栓が抜かれ、炭酸ガスがエアバッグへ充填される単純な仕組みとなっていた。一方スマートジャケットは、内蔵する7個のセンサー(加速度センサー×3、ジャイロセンサー×3、GPS)が1秒間に1000回ライダーの体の動きを解析。特別なアルゴリズムによって事故を事前に認識し、ワイヤレスで立体構造のエアバッグを高圧縮ガスで瞬時に膨張させる。また、どの部分でも5cm均等に膨らむ「マイクロフィラメント」を採用。風船のような構造の一般的なエアバッグとは異なり、均一な衝撃吸収性能を実現する。


スマートジャケットはジャケットの上や下に着用でき、サーキットから一般公道まで幅広く使用できる。さらにデリバリーなどの労働環境でも活用が期待される。


価格は14万9600円。エアバッグが膨張した際の交換費用は3万5750円。

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