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EV購入が難しい理由は「充電設備がないこと」、集合住宅に住む約9割が回答

レスポンス / 2022年12月10日 9時0分

日産自動車は、電気自動車(EV)と住環境についての調査を実施。集合住宅に充電設備がないことでEVの購入が難しいと考える人が約9割にのぼることが明らかになった。


日産では充電インフラの整備によりEVの普及は活性化し、その要の一つが住宅の充電設備であると考えている。そこで今回、集合住宅に住むEV購入意向のある30~50代の男女400名を対象に、EVと住環境の関連性についての調査を実施した。


はじめに、EV購入を検討している人を対象に検討時期を聞いたところ、最も多かったのは「1年~3年前」(43.1%)。次いで「1年以内」(33.7%)、「半年~1年前」(25.1%)と、ここ数年でEV購入意向が高まっていることが伺える。また、EV購入を検討する理由(複数回答)については、「環境にやさしいから」(63.0%)、「ガソリンが高騰しているから」(51.3%)など、社会的な背景が大きく影響していることが分かった。


EVを購入する上で迷うポイントについては、「自宅で充電できない」(57.8%)が最多。「費用が高額」(57.0%)との回答を上回っており、購入価格よりも住宅の充電環境が影響していることが分かった。「集合住宅に充電設備がないとEV購入が難しいと感じるか」との質問にも88.6%が「感じる」と回答。また「住環境(充電設備がない)が理由でEVの購入をあきらめた経験はあるか」という質問でも51%が「ある」と回答しており、EV普及のためには、集合住宅との連携が必要なことが浮き彫りになった。


EVの購入検討者でも、現在住んでいる集合住宅にEV充電ができる駐車場がない人が79.5%。実際に集合住宅でEVを保有している50名の充電方法は「自宅外」が52%、自宅の駐車場で充電している人はわずか16%という低い結果となった。さらに、充電スポットが自宅から徒歩30分以上かかると回答したのは30%と手間がかかっている現状が明らかに。EVを購入する場合も、自宅以外の充電設備を利用予定の人が73.8%となっており、充電場所を「自宅の駐車場」と想定している人が少ないことからも、充電環境の整備推進が課題であることが分かる。

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