ジープ ラングラー、初のPHEVモデルを最強オフローダー「ルビコン」仕様に設定
レスポンス / 2022年12月14日 14時56分
ステランティスジャパンは、ジープ『ラングラー』の高性能グレード「ルビコン」に、プラグインハイブリッドモデル「ラングラー アンリミテッド ルビコン 4xe」を追加し、12月14日より受注を開始する。左ハンドルのみで価格は1030万円。
ラングラー アンリミテッド ルビコン 4xeは、電気モーターが発生させるトルクにより、岩を這い上がる強さとラフロードでの速さを向上。さらに約42kmを電気のみで走行可能な高効率かつスムーズな走りを両立する。
パワートレーンは、2リットル直列4気筒ターボエンジン(最高出力272ps/最大トルク400Nm)、2基の電気モーター、総電圧350Vのリチウムイオンバッテリーに、8速ATを組み合わせている。エンジンにマウントしたP1モーター(最高出力46ps/最大トルク54Nm)は滑らかにエンジンを始動させることで燃費低減に貢献する他、バッテリーパックに供給する電気も生み出している。トランスミッション前部には、高出力のP2モーター(最高出力145ps/最大トルク255Nm・高電圧モータージェネレーター)を搭載する。エンジンとP2モーターは2つのクラッチで制御。動力を伝達するバイナリークラッチが開いた状態で100%のEV走行モード、閉じるとエンジンとモーターの出力を融合する。もうひとつのクラッチは、トランスミッションとの噛み合いを調整し、ドライバビリティと効率性を向上させている。
ドライブモードは燃費を最小限に抑えるよう設計された「ハイブリッドモード」、電気モーターのみで走行する「エレクトリックモード」、バッテリーの充電レベルを維持する「e-セーブモード」の3種類を用意。運転シーンに合わせて運転席のプッシュボタンで選択できる。
ハイブリッドモードはシステム管理と利用を最も効率よく行い、パワーを最適化し燃費を最小限に抑えるよう設計。バッテリーに電気が十分に蓄えられた状態ではモーター駆動(EV走行)を優先するが、充電レベルが低下するとガソリンエンジンとモーターを併用したハイブリッド走行モードに切り替える。
エレクトリックモードは電気モーターのみで走行し、排出ガスを発生させない運転モード。満充電の状態では約42kmを電気のみで走行できる。通常はモーターで駆動するが、充電レベルが最低限になった場合やアクセルペダルを強く踏み込んだ場合にはエンジンが始動する。
e-セーブモードはバッテリーの充電レベルを維持するモード。充電レベルが十分な状態でもエンジン主体で走行する。さらにタッチパネルモニター内の「ハイブリッド エレクトリックページ」から、「バッテリー節約」と「バッテリー充電」のいずれかを選択できる。
電動化により本格的オフローダーであるルビコンはさらなる走破性向上を実現。電気モーターは発進と同時に最大トルクを発生する特性でオフロード性能の向上にも寄与する。大きな石を乗り超えるような場面でもエンジン回転数を上げることなく、巨大なトルクを瞬時に発生。急勾配を駆け上がるクライミングや、悪路を低速で進む場面でも威力を発揮する。
バッテリーの充電は、家庭用200Vの普通充電に対応する。減速時や制動時に働く回生ブレーキは、4×2走行時には駆動輪である後輪から、4×4走行時には4輪すべてからの制動エネルギーをバッテリーに供給。さらに、エネルギーの回収を最大化して発電力を高める「Max Regen」機能を作動させることもできる。高電圧電子部品はシーリング加工や防水処理をすべてに施し、渡河性能はガソリンモデル同等の76cmを実現している。リチウムイオンバッテリーはリアシート下部に配置。重量配分を最適化するとともに、外部からの衝撃による損傷リスクの低減を図っている。また冷却回路を備え、常に最適な温度に保っている。
エクステリアでは、エンジンフード、ボディサイドのTRAIL RATEDバッジ、リアエンブレムにブルーのアクセントカラーなど、ガソリンモデルと差別化。インテリアではブルーのステッチを配し、特別感を演出している。ボディカラーはブラックC/C、ブライトホワイトC/C、アールC/Cの3色を設定。いずれもブラック内装を組み合わせている。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ベントレー史上最もパワフルなロードカー第4世代「コンチネンタルGTスピード」
マイナビニュース / 2024年6月27日 12時42分
-
BYD『シール』、欧州ではEVモード80kmの電動SUV設定 9月発売
レスポンス / 2024年6月27日 8時30分
-
ジープの小型SUV『アベンジャー』、欧州受注10万台達成…日本仕様は今夏発表へ
レスポンス / 2024年6月24日 7時30分
-
トヨタ高級SUV「ハリアー」なぜ人気? スタイリッシュデザイン×高級内装採用! 2年刷新無くも売れている… 312万円から価格も魅力か
くるまのニュース / 2024年6月21日 7時10分
-
英ボクスホールの小型SUV『モッカ』新型にハイブリッド…燃費25%向上
レスポンス / 2024年6月7日 18時25分
ランキング
-
1事件や事故の報道でよく目にする「命に別条はない」と「意識はある」、「重傷」と「重体」…それぞれの違いとは?【元新聞記者が解説】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月1日 15時0分
-
2訪日観光客がSNSには決して出さない「日本」への本音 「日本で暮らすことは不可能」「便利に見えて役立たない」と感じた理由
NEWSポストセブン / 2024年7月1日 16時15分
-
3トヨタ「人気ミニバン」が受注停止!? 「ノア・ヴォクシー」なぜ買えない? いますぐ手に入るミニバンはある?
くるまのニュース / 2024年7月1日 16時10分
-
4すき家、7月から“大人気商品”の復活が話題に 「この時期が来たか」「年中食いたい」
Sirabee / 2024年6月29日 4時0分
-
5「一万円札」が「384万円」に化けた実績も!ついに発行の「新紙幣」、早めの入手で高額に変身の可能性
オールアバウト / 2024年7月1日 21時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)