サステナブル素材活用のレーシングタイヤをスーパーフォーミュラに供給 横浜ゴム
レスポンス / 2022年12月14日 19時7分
横浜ゴムは、2023年から全日本スーパーフォーミュラ選手権にサステナブル素材を活用したADVANレーシングタイヤをワンメイクタイヤとして供給すると発表した。
ドライ用タイヤは天然ゴム、アブラヤシの実やオレンジの皮から生成したオイルなど各種自然由来の配合剤を活用するとともに、リサイクル鉄や廃タイヤから再生したリサイクルゴム、さらにマスバランス方式の合成ゴムを採用。原材料全体の約33%をサステナブル素材としながら、2022年の現行タイヤと同等の性能を維持している。なお、ウェット用タイヤも2023年からの供給を目指し開発を継続している。
サステナブル素材を活用したレーシングタイヤの供給は、スーパーフォーミュラを統括する日本レースプロモーションが昨年10月に発表したプロジェクト「SUPER FORMULA NEXT50」に賛同して実施するもの。同プロジェクトではSDGsやカーボンニュートラルなど自動車、モータースポーツ業界を取り巻く環境変化に対応するため、サステナブルなモータースポーツ業界づくりを目的として様々な企業とともに推進している。
横浜ゴムはレーシングタイヤにて、走行性能を損なわずにサステナブル素材を採用していくことを目標とし、今シーズンのスーパーフォーミュラ各大会の前後に設定された次期フォーミュラカーの開発テストに合わせてタイヤテストを実施。2023年以降もさらなるサステナブル原料比率の引き上げに向け、タイヤ開発を継続していく。
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