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人気のデュカト・キャンピングカーを高音質化 ~アドリア ツイン540SP~

レスポンス / 2022年12月18日 10時30分

人気のキャンピングカーにオーディオインストールを実施して高音質化を実現した池野さん。愛車のアドリア・ツイン540SPの導入理由やオーディオシステムアップのメニューなどを取材した。


◆デュカトベースの輸入キャンピングカーに
高音質オーディオのインストールを実施


日本への導入が始まったフィアット『デュカト』。これまではハイエースをはじめとした国産車が圧倒的シェアを誇っていた1BOX市場にやって来たまさに黒船。その第一段として国内数社によるデュカトベースのキャンピングカーの開発がスタートしている。そこで、すでに欧州では盛んに製造されているデュカトベースのキャンピングカーをチェック。加えてオーディオのポテンシャルやシステムアップの可能性について探ってみた。


取材にうかがったのは茨城県にあるカーオーディオプロショップであるクァンタム。ここでデュカトベースのキャンピングカーでスピーカー交換を実施したユーザーがいるという情報を入手。早速アポイントを入れて取材することにした。


取材したのはデュカトベースでは評価も高い定番モデルとなっているアドリア・ブランドのツイン540SP。5.4m全長のバンコンバージョン(バンコン)モデルであり、日本の交通事情にも合致したキャンピングカーでもある。オーナーの池野 隆さんに導入の経緯やオーディオシステムアップに対する考え方を聞いた。


◆アドリアの中でも手頃なサイズで扱いやすく
デザイン性も海外製ならではのセンスが気に入る


「実はこのアドリアは初めてのキャンピングカーなんです。今年定年を迎えたんですが数年前からキャンピングカーの購入を検討していて、選んだのはアドリアでした。もともとは妻と共通の趣味であるカヤックに出かけるのに際してキャンプがしたいと思っていたんです。しかし妻は虫がダメ、テント泊も苦手だったのでキャンピングカーならアウトドアにも出かけられると思って購入しました。定年後の夫婦共通の趣味としてもキャンピングカーで出かけるのは楽しいと思って、かなり前からいろいろなモデルを比較検討しました」


池野さんがアドリア・ツイン540SPを選んだ理由はいくつかあるが、そのひとつがそのサイズ感だった。


「運転のしやすさや駐車スペースを考えるとバンコン一択でした。夫婦二人旅仕様なのでそんなに大きなクルマは必要ありません。ロングドライブも多くなると思って乗り心地も重視しました。そうして選んだのがこのクルマだったんです」


国産ベースのバンコンも検討したのだが、欲しいオプション装備を積み重ねていくと意外に高価になり、標準装備が充実しているアドリアとの比較で優位性を感じたのもセレクトの理由だった。


「装備では特にトイレは必須と考えていました。キャンプに出かけて雨の日や夜間にクルマから出てトイレに行くのはどうしても嫌だと感じていたんです。そこで使いやすいトイレの装備にはこだわりました」


「でもカッコいいデザインのクルマが欲しかったのもセレクトの理由です。カッコいいことも重視しました。アドリアは家具や内装設備がとにかくオシャレでスタイリッシュです。さすが海外のビルダーのセンスだと思わせる部分も多いです。車内にいるとおしゃれなホテルの一室にいる感覚、リゾート気分を味わえるのもこのクルマを選んだ大きな理由になっています」


◆純正オーディオの音がもの足りなく感じ
プロショップでスピーカー交換して高音質化


しかし、お気に入りのアドリア・ツイン540SPにも気になる点があったという。それがオーディオだった。


「普段はメルセデスの『Eクラス』に乗っているんですが、ブルメスターのオーディオが装備されています。それとデュカトの純正オーディオを比べると“音をなんとかしたい”と思うようになりました。そこでホームページなどを頼りにオーディオ専門店を探しました。取り付けてもらうなら専門店で良い音にしたいと考えたからです。すると家からそれほど遠くなくてホームページもしっかりしていて信頼できるショップだと感じたクァンタムを見つけたんです」


ショップではスピーカー交換を相談を開始。するといくつかの選択肢を提示され、デモボードで試聴することをすすめられる。


「いくつかのスピーカーを聴き比べることになったんですが、切り替えて聴くとずいぶん音が違うんですね。中でもピンと来たのがフォーカルのフラックス・エボPS165FEと言うモデルでした。音がクッキリしていてクリア感が強いと言う印象で気に入りました。好きなスムーズJazzにも合いそうな音だと感じたんです」


加えてサブウファーの導入も考えた池野さん、理由はやはりメルセデスEクラスのサウンドとの比較だった。


「Eクラスは低音も充実していて厚い音がするんです。アドリアもそんな音にしたくてサブウーファーも同時に加えてもらうことにしました。薄型のモデル(パイオニアTS-WH500S)がちょうどセンターコンソールに下にスペースに収まると言うことで、デザイン的にも美しいと思って決めました」


オーディオのグレードアップを実施した池野さんのアドリア・ツイン540SP。完成した状態を試聴すると音の進化に納得する。


「取り付けが終わって聴いてみたんですが、純正とはまったくの別ものに仕上がっていました。もっとも気持ち良かったのはそのクリアな音です。しかも音の厚みもあって豊かなサウンドになっているのも好みの方向性でした。想像以上の進化にすごく満足しました」


お気に入りのキャンピングカーをさらに充実させることになったオーディオのグレードアップ。長距離のキャンプ旅が多いからこそ高音質なオーディオは非常に重要。カヤックやロードバイクをラゲッジに積み込んで夫婦で出かけることも多い池野さん、今後はさらに足を伸ばした長期間のキャンプ旅を計画中。そんな時の快適なお供にとして高音質オーディオがますますクローズアップされそうだ。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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