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スーパーシフトに垢抜けたデザイン、すべてが斬新だった初代三菱『ミラージュ』【懐かしのカーカタログ】

レスポンス / 2022年12月31日 15時0分

目下の三菱車で唯一のハッチバック型の乗用車『ミラージュ』が、タイでの日本向け車両の生産を中止するという。そこで今回は、そんなミラージュの記念すべき初代モデルのカタログを振り返ってみたい。


◆三菱車で初のFF・2ボックスカーとして登場


初代ミラージュの登場は1978年(昭和53年)3月のことだった。三菱車では初のFF・2ボックスカーとして誕生したモデルで、前年の東京モーターショーで初公開、ほとんどそのままの形での発売となった。


注目は何といってもクリーンで垢抜けたスタイルにあった。なかには『AMCペーサー』(1975年)とイメージを重ねる声もあったが、ガラスエリアを大きくとり相対的にベルトラインの低いスタイルは当時としては斬新なもの。写真のカタログはまさに登場時の最初のものだが、黒地にミラージュの切り抜き写真を載せ、スタイリングの魅力を際立たせたものにしている。


メカニズムでは“スーパーシフト”と呼ぶ、4速MTのギヤ比をEconomyとPowerの2通りを走りによって使い分けられるユニークなトランスミッションを装備。サスペンションはフロントがネガティブオフセットジオメトリー採用のストラット式、リヤにはU字型のスペース効率の高いトレーリングアーム式の独立。搭載エンジンは1.2リットル(G11B型)と1.4リットル(G12B型)を用意した。


さらに登場半年後の1978年9月には4ドアハッチバックを設定。2ドアハッチバックより80mm長いホイールベース(2380mm)を採用し、後席の居住スペースを拡大したものだった。


また1982年のマイナーチェンジで『ミラージュII』へと進化した際には、共通のホイールベースで4ドアハッチバックに大容量のトランクスペースを追加した3ボックスのサルーンが登場。このモデルは『ランサーフィオーレ』とは兄弟車の関係にあった。1982年にはクラス初のターボ車が2ドアハッチバックに設定された。これは1.4リットルエンジンに三菱重工製のタービンを組み合わせたものだった。

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