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レベル4の自動運転が可能、ZFが次世代シャトル発表

レスポンス / 2023年1月6日 7時30分

ZF15日、米国ラスベガスで開幕したCES 2023において、レベル4の自動運転が可能な次世代シャトルを初公開した。


新しいシャトルには、正確な環境を検知するライダー、レーダー、カメラ、オーディオシステムで構成される最新のセンサー技術が搭載されている。これは、インフラやクラウドとの通信を可能にする「ZF ProConnect」コネクティビティプラットフォームや、データが集約される「ZF ProAI」スーパーコンピューターなど、他のテクノロジーによって補完される。


ZFADソフトウェア「Virtual Driver」は、これらの膨大な情報を処理し、AI(人工知能)を使用した安全運転戦略を導き出し、車載アクチュエータにインプットする。Virtual Driverは人間のドライバーを代替するもので、ステアリングホイールやブレーキペダルが不要になる。


このシステムは冗長性を持たせて設計されており、車両の全機能と操作性の信頼性を高めているため、シャトル内の「ProConnect」ユニットと「ProAI」ユニットが連携して、Virtual Driverを操作する。すべてのZFコンポーネントとシステムはAutomotive Grade認定を受けており、自動車業界の高い安全性と品質要件、適用されるサイバーセキュリティ基準の両方を満たしているという。


バッテリーは、蓄電容量が50100kWhまで選択可能。次世代シャトルの航続は、最長で約130km。当初の最高速は40km/hで、将来的には80km/hに引き上げるべく、開発を進めている。シャトルは、定員22名、座席数は最大15席で、米国障害者法の要件に準拠しており、自動スロープと車椅子用安全ベルトを備えている。車内レイアウトやトリムレベルのカスタマイズが可能。前後輪ステアとニーリング機能により、停車時の歩道との距離を最短にでき、シャトルの正確な停車とバリアフリーな乗降を追求している。


ZFの排出ガスを出さない自動運転シャトルは、決められたルートを24時間年中無休で運行する。公共交通機関は、需要が少ない時も乗客にモビリティサービスを提供し、運転手不足の場合でも、需要の増加に合わせてルートを拡大することができる、としている。



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