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ボディを綺麗に保つコーティング、その維持と復活の方法

レスポンス / 2023年1月12日 19時0分

すっかりワックスからコーティングにクルマを保護する方法は変わってきた。新車や中古車を購入するときにコーティングを同時に勧められたりキャンペーンでサービスされることもある。かなり身近になっているコーティングとどうしたら上手に付き合っていけるのだろうか。


◆コーティングの“●年保証”はノーメンテでOK?


カスタムカーショーなどでは高級ワックスを施工しているショップも多いが、巷ではすっかりボディを保護するのはコーティングが浸透した。ワックスに比べて寿命が長いコーティング。ガラスコーティング、ポリマーコーティングがその代表格で1年から数年はクルマを輝かせてくれると言われている。コーティングの魅力はそのタフさ。ワックスが数週間で落ちてしまうのに対して年単位で定着してくれる。また、ガラスコーティングではガラスらしい無機質な輝きがクールに車体を彩る。ワックスなどの油分とは違う、硬質な光り方が特徴だ。ガラスは多くの化学物質がガラス製の瓶に入っていることからわかるように、そういった成分に対して強い。だからこそ、ボディにガラスの膜を作れば、汚れなどからガードしてくれるというわけなのだ。


◆コーティングが長く定着してくれるかは下地の作り方による。


プロショップでは汚れをしっかりと落とし、コンパウンドや電動ポリッシャンーなどで塗装表面を磨くことで均一化させる。その上でコーティングを施工する。その準備がしっかりとしているのでコーティングも長く留まることができる。アマチュアが洗車してコーティングするだけでは汚れが落ちきっていないし、その表面の状態もコーティングしやすい状態ではないので、落ちやすくなってしまう。そこに大きな違いがあり、プロの施工が綺麗で長持ちするのは、下地をしっかりと作っているからである。


しかし、プロショップによる施工でも、時間が経過すると徐々に水弾きは悪くなり、輝きも失われてきてしまう。だが、実はこれは多くの場合でコーティングが剥がれているのではない。例えばプロショップで1年持つというコーティングで、1年以内に輝きが失われてきたら、それはコーティングが剥がれているのではなく、汚れが堆積し始めている可能性が高い。コーティングの上に雨の中に含まれている成分や、金属粉など様々なものが積もって来てしまい、それによって輝きや水弾きが失われて来ていることが多い。意外とコーティング自体が剥がれているわけではない。多くの場合は汚れがのってしまっているのが原因なのだ。対応策としてはミネラル成分を分解して除去する洗車メニューを用意していたり、コーティングショップでもコーティングのメンテナンスをしていることが多い。そういったメニューを施工することで、コーティング本来の輝きと水弾きが取り戻せる。まるでコーティングを掛けた時のようにあっさりと輝きが復活することも少なくないのだ。


◆コーティング効果を復活させる洗車とは


そもそも、そうなる前にまずはこまめに洗車して、汚れが堆積しないようにしておきたい。それは汚れたら洗うしかないのだが、クルマが置いている地域によっては汚れが堆積しやすいこともある。とくに工業地域に近いと排煙などに含まれている成分が雨に乗って降ってくるので、とくにイオンデジポットが起きやすい。また、海の近くは海水成分が風にのって降ってくる。だいたい工業地帯は海沿いなわけで、その言う意味では二重で汚れが堆積しやすい。そういった地域だと水道水にもミネラル分が多く、洗車後の拭き残しの跡も残りやすい。純水器を通して作ったミネラル分の少ない水での洗車が好ましいのだ。


コーティングはボディだけではなく、ホイールにも有効。ブレーキダストが軽く拭くだけで落ちるので、内側のリムにまで掛けておけば、走行後のダスト除去もやりやすい。そういった様々な部分でコーティングは活用されている。古くはポリマーコーティングが流行り、その流れでガラスコーティングは絶大な人気を獲得した。さらに最近ではもっと美しい輝きを求めてセラミックコーティングが増えている。陶器の表面のような美しく、かつ強い被膜で高い人気を集めている。さらに最近ではカーボンナノチューブを使ったコーティングなども増えつつある。コーティングはこれからも進化が続いていくのだ。

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