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最新「1DIN/2DINメインユニット」のトレンド…キーワードから読み解くカーオーディオ

レスポンス / 2023年1月29日 11時30分

「カーオーディオ」に関する専門用語の意味を1つ1つ解説することで、この楽しさや奥深さを明らかにしようと試みている当連載。今回は「メインユニット編」の最終回として、通常の「1DIN/2DINメインユニット」について解説していく。


◆「DIN」とはそもそも「ドイツ工業規格」の略称!


最初に、「DIN」という言葉の意味から説明していこう。「DIN」とはそもそも「ドイツ工業規格 (Deutsche Industrie Normen) 」の略称だ。かつてこの「ドイツ工業規格」によってクルマのセンタークラスターパネルに収めるカーオーディオユニットの大きさが定められた。そしてその規格が後に国際規格となるのだが、その後もそのまま「DIN」と呼ばれ続けた、というわけだ。


ちなみに「1DIN」の実際の寸法はタテが50mmでヨコが180mmと説明されることが多いが、ヨコは178mmが正解だ。メーカーのカタログの取り付け寸法や埋め込み寸法を見ると、ヨコのサイズは大抵178mmと表記されている。


そして「2DIN」はヨコの長さは178mmで変わらず、タテが倍の100mmとなる。


なお、奥行き寸法に関しては規定はない。実際メーカーや機種ごとで結構バラバラだ。100mmを切るモデルもあれば150mmを超えるモデルもある。メーカーごとでさまざまだ。


◆「1DIN/2DINメインユニット」ユーザーは減っている!? しかし機器の進化は継続中!


さて「1DIN/2DINメインユニット」は、2000年代の前半くらいまでは「メインユニット」の主流だった。しかし「AV一体型ナビ」の普及とともに徐々に存在感を薄め始める。そして2010年代の半ばくらいになると「ナビは要らない」というドライバーが市販「ディスプレイオーディオ」を選ぶようになり、2020年代に入ってからはますますこれを使うユーザー数が減りつつある。


しかし、すたれることはこの先もないはずだ。リーズナブルな「メインユニット」が欲しいと思ったときには、「1DIN/2DINメインユニット」に行き着くからだ。


なお、「1DIN/2DINメインユニット」は手頃なことだけが利点ではない。確かに高級機は姿を消しつつあるが、スタンダードモデルの進化は未だに止まってはいないのだ。


例えばケンウッドは、最新機種の『U382BT』と『U342BT』で「Amazon Alexa」に対応させている。「アレクサ」と話しかけることで最新の天気予報やニュースが聞けたり、アバウトなリクエストで気分に合った音楽をかけてもらえたりする。最新機種だからこその使い勝手を味わえる。


◆カロッツェリアは、スマホを使いやすくする機能を搭載した機種を多々用意!


またカロッツェリアも意欲作を多々投入している。例えば『MVH-7500SC』は、スマホを本機のディスプレイとして活用するようになっていて、さらには「スマートフォンリンク」という機能にも対応済みだ。


当機能はつまりはスマホの操作を本機でも行えるようにするためもので、これによりスマホが車内でさらに使いやすくなる。手元を見ずして本機の物理キーを押すことでナビアプリを立ち上げられたり、音楽アプリの起動を行えたりする。なお当機能の採用は、他機種にも広がっている。


さらにカロッツェリアのいくつかの機種も「Amazon Alexa」にも対応している。音声操作にてさまざまな便利機能を活用可能だ。


またカロッツェリアのモデルの中には、「ネットワークモード」に対応した機種もある。そうであると、フロント2ウェイ+サブウーファーというスピーカーレイアウトのシステムにて緻密なサウンド設定を行える。


ところで「1DIN/2DINメインユニット」を使おうとする際には「1DIN」機にするか「2DIN」機にするかが迷いどころとなるのだが、選択肢が多いのは「1DIN」機だ。機能を取捨選択することでマイベストを絞り込める。一方センタークラスターパネルに「2DIN」スペースが空いていてそこをメカで埋め尽くしたいと思ったときには、「2DIN」機が候補となり得る。


今回は以上だ。次回以降も難解なキーワードの解説を続行する。乞うご期待。

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