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ステランティスジャパンだから出来ること…将来的には複数ブランドを扱う拠点を増やしたい

レスポンス / 2023年1月31日 18時15分

ステランティスジャパンは、今後8ブランドの店舗のうち、複数ブランドを取り扱う店舗を増やしていきたいという意向を明らかにした。


◆19の電動化モデルをラインナップ予定


ステランティスジャパンはCセグメントSUVのアルファロメオ『トナーレ』を発表。記者会見場では昨年11月に就任したステランティスジャパン代表取締役社長の打越晋氏が今後、同社の価値をどのようにお客様に提供していくかについて大きく4つにわけて語った。


まずひとつ目は、「多様性に富んだ商品の提供」だという。日本では8ブランドを展開しており、例えば、「どこにでも行ける、なんでもできるジープからアドレナリン全開のプレミアムスポーツカー、アルファロメオなど」がラインナップしていることを挙げる。


ステランティスという社名の由来は、「ラテン語のステロに因んで、星と共に輝くという造語だ。つまり日本では、8つの星が輝いてることになる」と打越氏。ただし、それらの星は「均等に同じように輝いているのではない」とし、「ある星はダイヤモンドのようにクールに、そして別の星は真っ赤に燃えさかる太陽のように輝いており、見るお客様によって違って見えるかもしれない。つまり我々は、個々のブランドの個性を極限まで商品に落とし込み、全く違う輝きを放つ魅力的な商品ラインナップを提供する」。これが、「ステランティスだからこそ出来る価値だ」と述べる。


続いて電動化の推進を挙げる。8つのブランドそれぞれ多様性に富んだモデルを展開しており、そのそれぞれのブランドで「電動化を進めていく」という。それにより、「2023年はイタリアブランドで3モデル、アメリカブランドで3モデル、そしてフレンチブランドは13モデル、合計19の電動化モデルを展開する」と語る。


◆より買いやすくするために


続いてはネットワークの拡充で、これこそがステランティスジャパンがユーザーに提供出来る最大の価値ともいえる。打越氏は、「我々が掲げる重要なミッションに、お客様の満足度を向上させるというものある」と話す。そのためには、「新車、中古車、サービスが一体となって、お客様の要望を的確に理解し、迅速に対応することが必要」とする一方、「それを迅速に的確にするにはまだまだ我々のネットワークは不十分といわざるを得ない」と現状を語る。さらに「お客様に平均で10kmから15kmもご足労いただいており、これは早急に対応しなければいけない」と打越氏は現状の問題点を指摘。


現在ステランティスジャパンは、昨年末時点で、8つのブランド合計349拠点を展開。それを2025年には442拠点に増やすとともに、それらを活用することにした。具体的には、「例えば現在ジープを扱う拠点で、アルファロメオもお願いする。このように複数のブランドを取り扱うことができる拠点を増やすことで、より利便性の高いネットワークを構築したい」。その結果、「フレキシブな対応も可能になる。これこそがステランティスだからできる新たな価値だ」とした。なお、時期は未定であるという。


これに伴いファイナンス系も見直される。現在ステランティスジャパンのユーザーは、「すでに50%がファイナンス商品を利用している」という現状がある。しかしこれまでは、「あるブランドのお客様が別のブランドにお乗り換えの際には、様々な手続きや手数料といった不便をかけていた。しかし今後は、8つブランドのどれを選んでも、様々なニーズに応えていくファイナンス商品を用意する」。その一例として、「現在フィアットに乗っており、特別な金利のファイナンスを利用していたとすると、そのユーザーが、今後ステランティスの別のブランド、別のお店で次のクルマを購入した際も継続してその特別金利を適用する。これこそステランティスならではのお客様に提供できる全く新しい価値だ」とコメントした。

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