ホンダの小型耕うん機「サ・ラ・ダ FF300」20周年記念モデルの受注開始
レスポンス / 2023年2月5日 12時30分
ホンダは、小型耕うん機『サ・ラ・ダFF300』の発売20周年を記念した『サ・ラ・ダFF300記念モデル』の受注を開始した。発売は2023年春を予定している。
2003年に販売を開始したサ・ラ・ダ FF300は、簡単・コツ要らずの操作性と力強い作業性能を両立したフロントロータリー式小型耕うん機だ。ホンダ独自の同軸・同時正逆転ロータリー「ARS(アクティブ・ロータリー・システム)」の採用により、爪が土にしっかりと食い込むことで初心者でも簡単に深く耕せるほか、優れた直進安定性を実現。家庭菜園を楽しむユーザーを中心に支持を得ている。
◆ニーズに応えてラインナップを拡大
サ・ラ・ダ FF300の発売以降、2004年に上位モデル『FF500』、2013年にガスパワー耕うん機『サ・ラ・ダCG FFV300』を発売。サ・ラ・ダシリーズはその時代のニーズに応えながらラインアップを拡大し、シリーズ累計販売台数は約11万7000台となっている。
今回台数限定で販売するサ・ラ・ダ FF300 20周年記念モデルは、フェンダー部に20周年限定のオリジナルデザインラベルを配置。赤いボディにグリーンの映える特別なデザインとした。また20周年記念ロゴを配した限定ボディーカバーも付属する。
価格は18万7000円、アタッチメント対応のヒッチ標準装備タイプは19万9980円。
なおホンダでは、20周年を記念して「サ・ラ・ダ」シリーズ愛用者の声などを紹介する「サ・ラ・ダ20周年スペシャルコンテンツ」を公開している。
◆女性や高齢者にも扱いやすく、が始まり
ホンダの耕うん機開発の歴史は1950年代に始まる。当時、高度経済成長の担い手として農村を離れた働き盛り世代に代わり、農作業の主軸となった女性や高齢者にも扱いやすく、高い作業性を実現する耕うん機として、1959年にホンダ初の耕うん機「F150」が発売された。
1980年には、家庭菜園や小規模農園における需要の高まりを受け、車軸ローター式小型耕うん機「こまめF200」が発売された。エンジンから耕うん爪までをタテ型に配置することで、コンパクトで取り回しがしやすく、手軽に耕うん作業を楽しめるモデルだった。
誰もが家庭菜園を楽しめる製品を目指して開発されたサ・ラ・ダ FF300が2003年に発売されて以降、サ・ラ・ダシリーズはその時代のニーズに応えながらラインアップを拡大してきた。
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