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「車両保険」で「故障」は補償される? されない?【カーライフ 社会・経済学】

レスポンス / 2023年2月17日 6時30分

カーライフに直結する「社会・経済」情報を横断的に発信している当コーナー。今回は「自動車保険」の中の「車両保険」に関する最新トピックスを紹介する。


ところで前回の記事にて説明したように、「自動車保険」には加入が強制される「自賠責保険」と強制ではない「任意保険」とがある。なお前者は事故の被害者を救済するためのものであり、対物補償はなく自身や同乗者のケガ等も補償されない。なので「任意保険」が存在している。これに加入すれば、自身も守れる。


で、その「任意保険」は次の3つの要素で構成されている。1:賠償責任保険(相手への補償)、2:傷害保険(自分への補償)、3:車両保険(クルマの補償)、これらだ。


さて、ここからが今回の記事の本題だ。「車両保険」では、故障も補償されるのか否か……。


一般的に「車両保険」では、故障は補償されない。このことを知らなかったというドライバーも少なからずいるはずだ。実は「車両保険」は、事故したときにしか使えないのだ。


だが、故障も補償してくれる「車両保険」も存在している。それは、「損害保険ジャパン」の『故障運搬時車両損害特約』だ。なお同社のリリースによると、故障も補償する「自動車保険」は2022年12月現在で、これが唯一とのことだ。


ちなみに当特約は2019年の1月に販売開始されているのだが、ここに来て契約件数が伸びている。2022年の4月から9月にかけての契約件数は前年同期比で10%超の伸びを見せ、昨年末には、累計販売件数が10万件を突破したという。


契約件数が伸びた主な理由を、同社は以下のように分析している。新型コロナウイルスの影響や半導体不足等による新車の納期遅れが顕著化し中古車市場が活性化され、結果、車齢の高いクルマが増えているから、とのことだ。


気になる補償内容は以下のとおりだ。「契約のクルマが故障により走行不能となり、かつレッカーけん引された場合に、契約車の故障損害に対して、協定保険価額または100万円のいずれか低い額を限度に保険金が支払われる」とのことだ。そして特約保険料は、例えば月々490円程度(契約内容によって異なる)とHPにて紹介されている。


なお細かな規約は同社のHP等を確認してほしいのだが、当特約を契約できるのは「契約期間の初日の属する月が初度登録(検査)年月の翌月から起算して60か月以上経過している車両」だ(期限の上限はない)。つまり当特約は、自動車ディーラー等が提供している延長保証制度を補完するものとなっている。


故障時にも補償がある「車両保険」に興味があれば、当特約を要チェック。

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