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フィスカーの電動SUV『オーシャン』、航続は7万ドル以下の電動SUVで最長に

レスポンス / 2023年3月3日 14時30分

フィスカーは2月27日、新型電動SUV『オーシャン』(Fisker Ocean)の航続が、当初見込みの最大547kmから延びると発表した。米国市場において、7万ドル(955万円)以下の電動SUVとしては、最長の航続になるという。


◆ツインモーターAWDの「エクストリーム」は最大出力550hp


オーシャンはフィスカー初の電動SUVだ。オーシャンには、マグナが新開発した「FM29」と呼ばれるプラットフォームを採用する。この新世代のプラットフォームからは、さらに2車種の新型フィスカーモデルが、登場する予定だ。


オーシャンには、シングルモーターの「スポーツ」や、ツインモーターの「ウルトラ」、「エクストリーム」、発売記念限定モデルの「ワン」などのグレードが設定される。スポーツは1回の充電で、最大およそ250マイル(約402km)を走行できる性能を備える。ウルトラとエクストリームの航続は、当初の見通しが最大で340マイル(約547km)だ。


シングルモーターのスポーツの場合、最大出力は275hpを発生する。0~96km/h加速は6.9秒だ。ツインモーターでAWDのウルトラは、最大出力が540hpで0~96km/h加速は3.9秒だ。同じくツインモーターでAWDのエクストリームは、最大出力が550hpとなり、0~96km/h加速を3.6秒で駆け抜ける。


◆インテリアにリサイクル素材を多く活用


インテリアには、カーペットにリサイクル素材を活用した。このカーペットには、廃棄された漁網から作られた再生ナイロンを使用している。また、インテリアの素材には、100%ポリカーボネートポリウレタンと100%強化レーヨンバッキングを採用した。さまざまなVOC(ホルムアルデヒドなど)の厳しい化学物質排出規制に適合している。


また、エコスエードも使用された。Tシャツなどのポリエステル繊維、ペットボトル、プラスチックなどをリサイクルした素材も用いられている。ポリエステルのリサイクルでは、従来のガソリンベースのポリエステル製造プロセスと比較して、エネルギー消費と大気へのCO2排出を80%削減することができるという。エコサステナビリティとして、汚染物質の排出とエネルギー消費のレベルは、オーシャンの生産サイクル全体を通じて保証されている。


オーシャンでは、ゴム廃棄物も再利用する。フィスカーは、タイヤの製造中に発生した廃棄ゴムを、埋め立てせずに利用する。リサイクルすることでエネルギーの量を大幅に節約でき、最終的に温室効果ガスの排出を削減できるという。


◆フィスカーの特許技術「カリフォルニアモード」


オーシャンには、「カリフォルニアモード」を設定する。カリフォルニアモードはSUVとしては初めて、ソフトトップを使用せずに、ルーフをフルオープンにできるシステムで、フィスカーの特許技術という。


その内容は、スイッチひとつで、9枚の窓ガラスを下げることが可能になるというものだ。フロントサイドガラスが左右2枚、リアサイドガラスが左右2枚、リアクォーターガラスが左右2枚、リアハッチガラスが1枚、ルーフガラスが2枚の合計9枚の窓ガラスを、スイッチ操作ひとつで下げることができる。


オーシャンには、ルーフ全長にわたって「ソーラースカイルーフ」が採用された。モーターのパワーをサポートし、電費効率を高めている。テクノロジーの進化に伴い、フィスカーは、より高いエネルギー効率と、より優れたハードウェアソリューションを追求している。

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