日本でしか手に入らない「アークオーディオ・SEシリーズ」の魅力[カーオーディオ名機の系譜]
レスポンス / 2023年3月23日 14時0分
愛好家に親しまれている、または羨望の眼差しで見つめられているカーオーディオユニットの“名機”の魅力を、1つ1つ紐解いている当シリーズ。今回は、アメリカ発の実力ブランド、「アークオーディオ」のフラッグシップパワーアンプ『SEシリーズ』にスポットを当てる。
◆「アークオーディオ」は、パワーアンプに強みを発揮する北米の老舗ブランド!
最初に「アークオーディオ」について説明していこう。同社は、北米の老舗ブランドの1つだ。日本に紹介されたのも比較的に速かった。なお、北米ブランドはハイエンドモデルのリリースにはあまり積極的ではない場合が少なくないが、「アークオーディオ」はそれらとは一線を画し、この『SEシリーズ』というハイエンドパワーアンプも持っている。
ところで「アークオーディオ」はパワーアンプ以外にもプロセッサーやスピーカーまでを擁する総合カーオーディオブランドだが、パワーアンプに強みを発揮するメーカーと位置付けられている。というのも、同社の設立においてはパワーアンプの設計者として名高い巨匠、ロバート・ゼフ氏も関わっていて、その印象が強いがゆえだ。
実際、同社のパワーアンプは基本的にすべて、氏の設計、または監修によって生み出されている。つまり氏の経験とノウハウが存分に注がれて完成度高く仕上げられている。結果、上位機からエントリー機に至るまで、コストパフォーマンスの高いモデルが居並ぶ。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1866265.jpg)
◆ラインナップは4機種。そのうちの3機種は日本専売モデル!
では、『SE シリーズ』について説明していこう。なおこの“SE”とは“シグネチャー・エディション”の略称だ。まさにロバート・ゼフ氏の“署名入りモデル”、つまりは氏入魂のこだわりのパワーアンプ、というわけだ。
ラインナップは以下の4機種にて構成されている。
『4200SE-TRAD』(4ch×110W<4Ω>、税抜価格:54万円)
『4100SE-TRAD』(4ch×65W<4Ω>、税抜価格:42万円)
『2150SE-TRAD』(2ch×150W<4Ω>、税抜価格:42万円)
『4100SE』(4ch×65W<4Ω>、税抜価格:25万円)
(※価格はすべて4月1日納品分からの新価格)
ご覧のように1機種のみ2chモデルで、それ以外はすべて4chモデルだ。なお、製品名に“TRAD(トラッド)”と付くモデルは実は、日本でしか手に入らない。「アークオーディオ」の製品を日本に正規輸入している「ジャンライン&パートナーズ」が特別にオーダーして作られたモデルだからだ。つまりは日本のカーオーディオフリークのために用意されたスペシャル機、というわけだ。
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1866266.jpg)
◆“TRAD”と付くモデルには特別に、「ハイブリッドクラスA回路」を搭載!
なお、“TRAD”と付くモデルと通常モデルとでは、動作方式が異なっている。前者は「ハイブリッドクラスA回路」が搭載されていて、後者は「ハイスピードクラスAB回路」にて動作する。
ちなみにこの「ハイブリッドクラスA回路」とは、本来のクラスA回路に近づけて設計されていて、要はクラスA回路の良い点を取り入れながらもネガティブな要素は排除された「アークオーディオ」ならではの動作方式となっている。なお、動作方式を変更するのと同時に使用部品も見直されていて、超ハイエンドパーツが多々おごられている。そしてその変更箇所数は53にも及んでいるとのことだ。結果、性能的にも格段に向上されている。例えば高域特性は人間の可聴帯域の3倍以上の倍音までを再生可能だ。また400Hz以上の周波数の音の透明度も一層良化しているという。
ところで、ボディサイズは『4200SE-TRAD』のみ大きく(495mm×203mm×63.5mm)、それ以外の3機種は同一だ(393mm×203mm×63.5mm)。また4機種とも2Ω接続、そしてブリッジ接続にも対応する。
『SE シリーズ』は初登場してから15年ほどが経過しているが、今もなお定番ハイエンドパワーアンプの1つとして、多くの愛好家から求められ続けている。確かな上級パワーアンプを物色しているのなら、当シリーズの各機のチェックもぜひに。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
[サウンドシステム設計論]「外部パワーアンプ」を使う「パッシブシステム」で本格サウンドを堪能!
レスポンス / 2024年7月3日 6時30分
-
[カーオーディオ 逸品探究]実力スピーカーブランド「モレル」の革新機『ヴィルタス ナノ カーボン』の魅力を解析!
レスポンス / 2024年6月30日 19時0分
-
[カーオーディオ 逸品探究]イタリア発ハイエンドブランド「クワトロリゴ」の旗艦スピーカー『OPUS』の魅力に迫る!
レスポンス / 2024年6月21日 19時0分
-
[音のプロが推す“超納得”スタートプラン]純正高級オプションシステムの音を良くしたいなら「アンプDSP」がお薦め!
レスポンス / 2024年6月16日 6時30分
-
マランツがハイパワーClass D回路搭載の小型オーディオアンプ発売 各種ストリーミングサービスにも対応
OVO [オーヴォ] / 2024年6月14日 14時45分
ランキング
-
1日産新型「セレナ“ミニ”」登場は? シエンタ&フリード対抗の「小型ミニバン」は? 実はあった「小さな3列車」 ユーザーの声いかに
くるまのニュース / 2024年7月6日 7時40分
-
2「ぐっすり眠れない人」今すぐ摂るべき5つの食材 「眠りを誘うホルモン」が睡眠の質を高める
東洋経済オンライン / 2024年7月6日 21時0分
-
3「二重あご」になっちゃう理由 実は肥満だけじゃない 原因&改善法を美容外科医が解説
オトナンサー / 2024年7月7日 7時10分
-
4浴室リフォームを決意、どんな補助金が使える? 「省エネリフォーム」に関する補助金は多い
東洋経済オンライン / 2024年7月7日 8時50分
-
5何もしてないのに「バッテリー上がり」した! 真夏の「突然のトラブル」どう防ぐ? いつか起こり得る「エンジンかからない」どう対処するのがOKか
くるまのニュース / 2024年7月6日 18時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)