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476馬力ののEVセダン、ポールスター「ビースト」…欧米230台限定発売へ

レスポンス / 2023年3月28日 19時30分

ボルボカーズ傘下のポールスター(Polestar)は3月21日、EVセダン『ポールスター2』(Polestar 2)の高性能モデル「BSTエディション230」を欧州で発表した。納車開始は、2023年第3四半期(7~9月)の予定だ。


◆0~100km/h加速は4.4秒


同車は、2022年にポールスターが限定270台でリリースした「BSTエディション270」に続く限定車だ。今回は欧州と北米向けに、限定230台を生産する。車名の「BST」とは、ビースト(野獣)を意味する。


BSTエディション230は、「ロングレンジ・デュアルモーター」グレードのEVパワートレインを強化した。前後にそれぞれモーターを搭載し、4輪を駆動する。前後の2つのモーターは合計で、最大出力がプラス68hpの476hp、最大トルクはプラス2kgmの69.3kgmに強化されている。


強化モーターされたモーターは、スポーティな走行性能を生み出す。0~100km/h加速は4.4秒に短縮された。追加のパワーとトルクは、70~130km/hの速度域において、「ブースト」として利用でき、ミッドレンジでさらなる加速性能を発揮するという。


◆専用チューンのオーリンズ製ダンパー


シャシーは強化されており、車高を25mmダウン。オーリンズ製の調整可能ダンパーにも専用チューンを施す。フロントストラットバー、20%剛性の高いスプリング、ブランド第一号車のプラグインハイブリッド(PHEV)スポーツクーペの『ポールスター1』に触発されたマットブラックの21インチアルミホイール、245/35R21サイズのピレリ「P Zero」タイヤを装着している。ブレンボ製4ピストンブレーキも標準だ。


ボディカラーには、専用のグリーン「Nebula」やスペースブラックを用意した。シートとステアリングホイールは、「MicroSuede」素材で仕上げられる。サイドシルやクラッディングパネルは、ボディ同色仕上げに。ドアミラーカバーは、グロスブラック仕上げだ。


オプションで、マットブラックのボディストライプが選択できる。ブレーキキャリパー、ダンパーエレメント、バルブキャップ、シートベルトなどを、特長的な「スウェーデンゴールド」仕上げにすることも可能だ。


◆グーグルの「Android」をインフォテインメントシステムに


ポールスター2には、スマートフォンがキー代わりになる「ポールスター・デジタルキー」を導入する。複数のユーザーが利用するカーシェアリングなどで便利な技術だ。オーナーは第三者とバーチャルキーを共有したり、他の多くのオンデマンド機能にアクセスしたりできるようになる。スマートフォンを携帯したドライバーが車両に近づくと、車両のロックが自動的に解除される。


また、グーグルの「Android」をインフォテインメントシステムに組み込む。これにより、「Googleアシスタント」、EV対応の「Googleマップ」、「Google Playストア」など、グーグルのサービスが車内で利用できる。自然な音声認識技術と新開発の11インチタッチスクリーンディスプレイが、新しいインターフェイスを可能にする。


グーグルのAndroidベースのオペレーティングシステムにより、常にインターネットに接続。スマートフォンのように、無線で最新情報を受信する。また、音声アシスタントのGoogleアシスタントを採用した。エアコンの温度調整やオーディオの曲の選択などを音声認識で行うGoogleアシスタントによって、ドライバーは運転に集中できる。さらに、ナビゲーションアプリにGoogleマップを導入する。Googleマップが車載化されているため、リアルタイムで交通情報などが得られる、としている。

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