ディーラー対抗カスタム王者のド迫力「トライデント」に痺れる!話題のストリートトリプルも…東京モーターサイクルショー2023
レスポンス / 2023年4月12日 21時0分
英国の伝統的ブランド。トライアンフのブースには同社の代名詞的存在、ボンネビルシリーズを始め、アドベンチャーカテゴリーのタイガーシリーズ、市販車最大排気量を誇るロケット3など、フルラインナップが集結した。
◆765並列3気筒エンジン搭載、ストリートトリプルが刷新
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2023年モデル一番のトピックは、人気のミドルネイキッドモデル。『ストリートトリプル』シリーズの刷新。765R、765RS、Moto2エディションの3モデルがラインナップされる。先日国内においても765RSの発表試乗会が行われたばかりだが、765RSに続いて、765R、そして限定モデルとなるMoto2エディションが展示された。
MotoGP世界選手権におけるMoto2クラスへのオフィシャルエンジンサプライヤーとして2019年より活動を行う同社だが、供給されるエンジンのベースとなるのがストリートトリプルに搭載される765ccの並列3気筒エンジンである。細部は異なるものの、レース活動による様々なフィードバックにより最高出力と同時に扱いやすさ、そして耐久性も高められた。その内容はヘッド周りに圧縮比の変更、ピストン&コンロッドのほかカムシャフトやバルブ周り等多岐に渡る。
◆プレミアムなMoto2エディション
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Moto2エディションは、RSをベースにフロントフォークをオーリンズ製に換装。また、ハンドルはバータイプからセパレート式へと換装され、それによってトップブリッジもMoto2のロゴの入った専用品となる。ハンドル位置はRやRSに対し80mm低く50mm前方に移動されよりレーシーなものとなっている。よりサーキットユースに適したライディングポジションをもって高いスポーツ性能を発揮していると想像できた。カラーリングはレーシングイエローとクリスタルホワイトの2カラーで各765台の限定生産となっている。
◆スタンダード仕様の765Rでも不足ないポテンシャル
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765Rは、ストリートトリプルのスタンダードとなるべき仕様ともいえる。RSやMoto2エディションに比べると装備はオーソドックスながら、不足ないポテンシャルを持っている。まず、エンジン出力はRSに対し10馬力ほど低く抑えられているが、それでも120馬力を発揮。これは従来型RSより3馬力だけ低い数値となっているだけでなく、トルクに関しては現行型RSと同じということなのだから、特に日常的に使うシーンで違いを感じることはほとんどないと言えるだろう。プラスαの必要な場面はサーキットでの限られたシチュエーションだけで感じられるものともいえる。
6軸IMUやコーナリングABS、アップ&ダウン対応のクイックシフター等も同様に装備。ライディングモードはレイン、ロード、スポーツ、ライダーの4種類を装備。サーキットでのよりアグレッシブな走行に適したトラックモードが装備されていないが、これも走るメインのシチュエーションを考えれば納得できるものだ。車体はリアサスペンションがショーワ製となり、フロントフォークもRSとは仕様が異なるがいずれもフルアジャスタブル。車体姿勢がよりフラットなこともあり、シティーユースの使い勝手やハンドリングの軽快さはより普段使いに気負いなく使える設定と言えるだろう。
◆ディーラー独自の「トライデント660」カスタムも
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また、『トライデント660』をベースとしたカスタムコンテストの優勝車両の展示も行われた。これは全国のトライアンフディーラーが独自にトライデント660をカスタム。トライアンフジャパンのホームページ上で投票をおこなった結果によるもの。見事優勝したのはトライアンフ東京の作品。
トライデント660をベースにブロックタイヤを履かせるなどオフロードテイストを演出。インパクトのある2眼ヘッドライト等トライアンフの他車種パーツを流用のほか、純正アクセサリーをメインにカスタムが施されている。スクランブラー風前後のアルミフェンダーを装着し、メタルペイントを施すほか、マフラーエンドやステップ周りをポリッシュ加工することでスペシャル感を演出している。
規制の厳しいなかでは、カスタムを行うことのハードルが高くなっている。トライアンフはメーカーカスタムモデル、TFCモデルの提供のほか、純正アクセサリーパーツを数多くラインナップすることで、合法的に他人と違ったマシンに仕上げることも可能となる。これもまたトライアンフに乗る楽しみのひとつと言えるかもしれない。
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