「史上最強の4気筒」搭載！メルセデスベンツ Eクラス 次期型、PHEVに進化する「AMG E53」の姿

メルセデスベンツの次期型『Eクラス』に関する最新情報を入手した。スクープサイト「Spyder7」が今回捉えたのは、パフォーマンスワゴンのAMG『E53ステーションワゴン』だ。このプロトタイプから見えてきたもの、そしてパワートレインに関する新たな噂とは。

スウェーデン北部の山中で捉えたプロトタイプは、前後、側面を完全にカモフラージュしておりディティールは不明のまま。ハーフカップのLEDデイタイムランニングライトを備えるヘッドライトを装備していることは確認できる。最終的にはパナメリカーナグリルが装着されるはずだ。またバンパーコーナー、メッシュ加工の奥には、巨大エアインテークが隠されている。

側面では、フラッシュマウントドアハンドルが見てとれるほか、ボディ右のリアクォーターパネルに充電ポートが配置されている。後部では「スリーポインテッドスター」が光るLEDテールライトを備え、バンパー下部にはAMGパフォーマンスモデルの象徴である、円形のクワッドエキゾーストパイプがインストールされている。

注目はパワートレインだ。先代モデルでは、3.0リットル直列6気筒ガソリンエンジンにマイルドハイブリッドを組み合わせていたが、次期型では「史上最高出力の4気筒」と謳われる2.0リットル直列4気筒ターボチャージャーエンジンに電気モーターを搭載するPHEVとなる。これはAMG「C63 S Eパフォーマンス」のシステムを流用したものだ。

C63では、最高出力680psを発揮するが、E53では510ps程度まで抑えられると予想される。それでも従来モデルが435psだったことを考えれば、大幅なパワーアップに違いない。ただし最新情報では、「S580e」から直列6気筒PHEVシステムを譲り受けるという噂も聞かれている。

ベースとなる次期型Eクラスは2023年内、あるいは2024年初頭にデビューが予想され、AMGモデルの「E53」、「E63」は早くても2024年後半以降となるだろう。