ファンの目を惹くアイテムを展示していたメーカーブースに注目~トーヨータイヤファンミーティング2023inさいたま~
レスポンス / 2023年4月15日 9時30分
トーヨータイヤのユーザーが埼玉スタジアムに隣接するイベント会場に集まった「TOYO TIRES FAN MEETINGトーヨータイヤファンミーティング2023inさいたま」(TTFM、4月9日開催)。出展ブースも多彩で注目度満点だったのでリポートした。
「トーヨータイヤファンミーティング2023inさいたま」はトーヨータイヤを装着するユーザーが集まる、文字通りのトーヨータイヤファンの集いだ。スポーツ走行やロープロファイル化による足まわりカスタムでもてはやされるプロクセス、一方ではオフロード走行からリフトアップ系のカスタムにまで用いられることが多いオープンカントリー。その両ブランドを擁するトーヨータイヤなので、イベントにもオン/オフ問わずに幅広いユーザー層が集まった。そんな会場には多数のメーカー/ショップが出展していた。その中でも注目のブースをピックアップして紹介していくこととした。
◆MIDホイールでホワイトレターが映える、最強のスタイルに仕上げてくれる
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まずはオープンカントリーの履きこなし術をホイールマッチングの観点からアピールしていたのがMIDだ。デモカーのトヨタ『ハイエース』にオープンカントリーを履きこなし、マッチングさせているホイールはMID・ナイトロパワーブランドの「M10パーシング」だ。
マッチングしたカラーリングはバレルブラックと呼ばれるもの。ブラックに塗装処理されたホイールでも部分的には切削によるシルバー面を持つ場合が多いが、このモデルはまったくの“全塗り”を施しているのが特徴。それによって、タイヤのホワイトレターがいっそう浮き立ち、コントラストを付ける効果を放っているのだ。ただしバレルブラックは真っ黒では無く、きわめて濃いガンメタなので、ホイールの陰影を表現しやすいカラーでもある。ホワイトレターとのマッチングの良さに加えて、しっかりホイールのフォルムをアピールするには絶好のカラーチョイスになるホイールだ。
ハイエースにマッチングしたもう1本のホイールは新作となる「M26クロスファング」。こちらはブラストブラックと呼ばれるフィニッシュを施し、ホイールの表面は粗いザラザラを残しているのが独特。こちらもブラック処理でオープンカントリーのホワイトレターを際立たせる効果を持ちつつ、ブラック塗装であり、タイヤと一体化しすぎない陰影を持たせたカラーリングに仕上げたのも見どころ。MIDのホイール群とオープンカントリーのホワイトレターの組み合わせで足もとのドレスアップ効果を高めるキーワードはカラーチョイスだというヒントをくれたMIDブースだった。
◆JDMテイスト満載!トーヨータイヤ×プルームの魅力、BMWユーザー車両のスタイリング競争が熱いムーンテック
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次に訪れたのはムーンテックのブース。プロクセスを履きこなした『GR 86』のデモカーが置かれていたブースにはエアサスやホイールなどの展示もあり多くのユーザーが訪れた。
同社はエアサスのオリジナルブランドであるプルームを擁するメーカーの側面を持ちつつ、各種カスタムパーツブランドを取り扱い、オリジナルのコンプリートカーをプロデュースするショップ的な側面の両面を持ち合わせるのが特徴。トーヨータイヤとの関わりも深く、元々は北米トーヨータイヤとの関わりが強く、北米向けにオフィシャルデモカーを製作するなどワールドワイドなクルマ作りで活躍するブランド。そんな縁もあって国内でのトーヨータイヤとのつながりも強固になり、デモカー製作などでタッグを組むことも多くなっている。
同社の扱い車種で中心的な存在になっているのはBMWだ。当日のイベントにも同社が手がけたBMWのユーザー車両が数多く来場して、そのスタイリングを競った。エアサスから生足、ホイールコーディネートやタイヤ選びまで、トータルで任せられるのも同社の強みだ。同社にとってのトーヨータイヤの魅力を聴いてみたところ「ロゴのカッコ良さが際立っています。履きこなした際のカッコ良さが抜群で、使いやすいんです。JDMのテイストを備えたカスタマイズにもピタリと適合しますしね」とショップでの使用頻度の高さもうかがわせた。
◆BAJA1000を走るジャオスの競技車両!能戸選手に聞く参戦の裏側とは?
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北米でデザートレースを戦う本物の競技車両を持ち込んだのはジャオス。ブースに展示されたのはBAJA1000を走ったレクサス『LX600』だ。ブースには同車をドライブしてBAJA1000に参戦した能戸選手(ジャオスの社員ドライバー)が居ることから、レースの話や車両の詳細などが聞けるまたとないチャンスとなった。
1600kmを一気に走りきる過酷なデザートレースであるBAJA1000、平坦なフラットダートに加えて険しい峠などもあり、起伏に富んだオフロードレースであり、北米のデザートレースの中でも群を抜く過酷さ。そのためゴールしたときの達成感は高く、オフロードレースを志すドライバーの憧れにもなっている。そんなBAJA1000に参戦するための車両カスタマイズについてあらためて能戸選手に聞いてみた。
「我々が参戦しているのはストックフルクラスラスというノーマル車をベースにしたクラスです。そのため基本的には安全面の強化が中心的なポイントで、具体的にはロールバーや安全タンクなどですね。またスキッドプレートをボディの下に広く覆うように取り付けたり、パイプフレームで補強するなど、腹下の保護にも力を入れています」
さらに参戦して感じた大きな補強ポイントはサスペンションだという。「足まわりは基本的にはストックなのでサスペンションの変更にも制限があります。その中でストローク量アップや放熱性を高めるための設計が必要だと感じています」。同社でのサスペンション開発がすでに進行中だということから次回のBAJA1000でのリベンジが楽しみだ。
最後にBAJA1000を走った際のトーヨーブランドの印象を聞いてみた。「トーヨータイヤは北米でのブランド力がすごく高いです。現地のユーザーがアメリカのブランドだと思っているほど認知度が高いですね。タフな性能を備えているタイヤだという印象も強いです。またAT、MT、RTなど好みに合わせたバリエーションの豊かさも大きな魅力だと思います」。
◆オープンカントリーで走るパンのクルマ!?学生のアイデアに注目
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ちょっと変わり種の出展ブースとして注目したのが関東工業自動車大学校。ブースには学生達が課題で製作したオートサロン出展車が展示された。パン屋さんの移動販売車のようなデザインのクルマは、アイデアの元になったのは学校近郊の小学校の生徒が描いた「理想のクルマ」なんだとか。クルマ全体がパンでできている絵が元になっているのだが、その再現性がハンパなく高い。クロワッサンがオーバーフェンダーになっているという発想は小学生ならではだ。製作した学生達の苦労ポイントは「リアルなパンを再現するための塗装の微妙な色合い」だったという。展示された夢の移動販売車はオープンカントリーのタイヤを履きこなしていた。
プロクセス、オープンカントリーとオン/オフの人気タイヤブランドを擁するトーヨータイヤだけに、「トーヨータイヤファンミーティング2023inさいたま」の出展ブースもバラエティーに富んだものだった。各ブースには終日参加者の来場が絶えることが無かった。
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