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お金をかけずにキレイに! 愛車のキズを自分で直そう ~Weeklyメンテナンス~

レスポンス / 2023年4月20日 6時30分

愛車に小さなキズが付いてしまって気になるが業者にお願いして補修するほどの大きなキズでもないし……、そんな時にはキズ補修用のお手軽アイテムを見繕ってDIY修理を実施してみよう。


愛車のボディやバンパーにいつの間にか付いてしまった“ひっかきキズ”。見つけたときのショックは大きいだろう。しかし板金塗装をするほどではないし、どうしたものかと考えている読者も多いのでは無いだろうか。そこでDIYでの補修を実践してみると良いだろう。幸いクルマ用の補修アイテムは数多く用意されているので、自分の用途やスキルに合わせて選べるので、まずはWebやカー用品店で適当な補修用品を見つけ出すと良いだろう。


ところで、DIY補修の心得のひとつが“完全な修理は求めないこと”だ。新品当時の状態に完全に戻すことを目的にしてしまうとハードルが高くなってしまうし、常に完全を目指さないと納得いかないというユーザーは迷うこと無くプロに補修をオーダーすると良いだろう。DIYでできる範囲は、あくまでも“キズが目立たないようにする”こと、そこを目的にDIY補修をはじめれば楽しく修理できるようになる。


オーナー自身は小さなキズでも気になって注目してしてしまうが、他人から見れば小さなキズなど気にしていない。キズを近くでまじまじと確認するのはオーナーだけなので、完成の目標としては2~3メートル離れたところから見て目立たない状態とすると良いだろう。この程度の距離からキズが見えない=キズが無いのも同じと考えてチャレンジしてみるとDIY作業はうまく行くのだ。


まずはDIYにおける“心のハードル”を下げたら、次は手軽なアイテム探しだ。ここでは、ありがちな“ひっかきキズ”の対応を例に考えてみることにした。バンパーやボディなどに薄く何かでひっかいたようなキズが付いてしまうことがある。これはキズの中でも軽傷と思っても良いだろう。最も簡単なのはコンパウンドが配合されていて傷消しにも効果があるコーティング剤を使用することで、傷が浅い場合には消せる可能性もある。それでも消えない傷をDIYで直したい場合に用意するものはタッチアップペイント、マスキングテープ、耐水サンドペーパー、コンパウンド、脱脂スプレーだ。タッチアップペイントは愛車の純正色に合わせたラインアップが揃っているので、自分のクルマのボディ色に合わせたものを選ぶのが必須。さらに耐水のサンドペーパーは1000番程度の目の細かなものを用意すると良いだろう。


準備ができたら早速作業開始だ。と言ってもいきなりタッチアップペイントをキズ部分に塗ってしまうのはNG。ひっかきキズが付いた部分は周辺がギザギザに凹凸になっていたり、すでに部分的にサビている場合もある。そこで用意した耐水サンドペーパー(1000番程度)でキズの部分に沿って軽く研いで凹凸やサビなどを落としていく。その上でひっかきキズの両側からマスキングテープを貼って周囲を養生する。さらにタッチアップペイントを塗る部分に脱脂スプレーを吹きかけてきれいな布で拭き、塗装部分の油分をしっかり落としておく(油分が残っていると塗装が付きにくくなる)。この時点ではじめてタッチアップペイントを使って、ひっかきキズ部分の塗装をはじめよう。一度に厚く塗るのでは無く、何度かに分けて薄く重ね塗りするのがポイント。キズ部分がわずかに盛り上がる程度まで塗り重ねるのもうまく仕上げるコツだ。


これで塗装した部分が乾燥したらマスキングテープをはがせば終了だ。ボディと同色の塗料でひっかきキズ部分が塗られているので、この状態でもぱっと見はキズが無くなったように見える。これで十分という読者なら完成として良いだろう。しかしもうひと手間掛けても良いと思うならば、仕上げの作業を行うと良いだろう。


このままの状態で1週間ていど乾燥させた上で、塗装したひっかきキズ部分を両側からマスキングして、塗装した部分を耐水サンドペーパー(1000番程度)で軽く研いでいく、この時にタッチアップペイントを塗る際にわずかに盛り上げるように塗った面を平滑にしていく感覚で研ぐと良いだろう。ある程度研いだら、マスキングテープを外して、ひっかきキズ部分をやや広めにコンパウンド(細目)を使って磨きあげる。仕上げは極細のコンパウンドでピカピカに磨き上げれば完成だ。ここまで処理すれば塗装部分の盛り上がりも見えなくなり、平滑なボディが蘇ってくる、手間を掛けた分だけ美しい仕上がりになるのだ。


手間と時間を惜しまずに実施できるのがDIYのメリットだ。じっくり時間を掛けて作業すれば難しことは無いので、今週末は道具を揃えて気になっていたキズ補修をはじめてみよう。


土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。

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