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『ディフェンダー』先代ベースで30台、「ランドローバー」の名称誕生の地に敬意…405馬力V8搭載

レスポンス / 2023年5月18日 15時0分

ランドローバーは、SUV『ディフェンダー』の先代をベースに、「クラシック・ディフェンダー・ワークスV8 アイラ・エディション」を設定する。「90」を17台、「110」を13台の世界限定30台を販売すると、5月2日に発表された。


◆スコットランドのアイラ島に敬意


クラシック・ディフェンダー・ワークスV8 アイラ・エディションは、ランドローバーの前身の「ローバー・カー・カンパニー」のマネージング・ディレクターで、ランドローバー創設者の1人でもあるスペンサー・ウィルクスと「LAND ROVER」という名前が生まれた地、スコットランドのアイラ島に敬意を表したものだ。


アイラ・エディション(ISLAY EDITION)は、スペンサー・ウィルクスが所有し、現在ではランドローバー・クラシックのコレクションとなっているランドローバー『SERIES IIA』と、彼が休暇を過ごしたヘブリディーズ諸島のアイラ島からインスピレーションを得ている。


アイラ島のスペンサー・ウィルクスの邸宅「ラガンエステート」は、初期のプロトタイプのテストを実施するための拠点として使用されていた。1947年、悪路を走行するために大幅な変更を施した「ROVER」を走行させている時、この邸宅の管理人から「これはLAND ROVERだ」と言われたことがきっかけで、LAND ROVERという名前が誕生した。


◆ヘリテージグレーのボディカラー


アイラ・エディションは、ヘリテージグレーのボディカラーを採用する。これは、スペンサー・ウィルクスが所有していたオリジナル車両のミッドグレーにヒントを得たものだ。ライムストーンのコントラストルーフと、ヘビーデューティスチールホイールを組み合わせた。ホイールアーチもヘリテージグレーで仕上げられる。


LAND ROVERのヘリテージロゴとエンブレムはボディカラーと同色。ディフェンダーの限定車として、完売した「ヘリテイジ・リミテッド・エディション」と同じクラシックスタイルのグリルや、リアのマッドフラップにもアイコニックなヘリテージのロゴが添えられる。


サイドグラフィックには、「GXC 639C」の文字が配された。これは、スペンサー・ウィルクスが所有していたSERIES IIAのナンバープレートを意味している。


◆アイラ島とのつながりを表現したインテリア


インテリアは、アイラ島とのつながりを表現した。プレミアム・ディフェンダー・シート、サイドトリム、ドア、ルーフライニング、ダッシュボードには、エボニー色のウィンザーレザープレミアムシートを使用した。


センターコンソールとクラシック・インフォテインメント・システムは、ボディ同色のディテールで囲んだ。インフォテインメントシステムには、ナビゲーション、DABラジオ、Bluetoothといった最新機能を備える。8速ATのピストルシフター・ギアレバーの周りにも、ヘリテージグレーをあしらった。


シフトレバーの横には、LAND ROVERの名前がどのように誕生したのかを説明するプレートがある。さらに、ステアリングホイールとシートのヘッドレストには、エンボス加工のLAND ROVERのヘリテージロゴをレイアウトした。すべてのフットウェルはカーペット敷きだ。


◆アイラ島の蒸留所のウイスキー樽から取り出したオーク材


シートのショルダー部分、ドア、センターアームレストリッド、サンバイザー背面のディテールはすべて、アイラ毛織物工場から厳選した手触りのよいツイード仕上げとした。ツイードのパターンは、アイラ島の風景を反映したアースカラーを基調とし、さらに、アイラ島の海と空を表す青、地元の植物であるヘザーをイメージした紫、草地を表す淡い黄色などを取り入れ、この地を表現した。


中央の収納スペースには、アイラ島とのつながりをより強めるために、特注のレザータブが付いた取り外し可能なトレイを装備する。その素材には、アイラ島にあるキルホーマン蒸留所で使用されているウイスキー樽のオーク材を採用した。


各トレイには、ウイスキー樽の端部を再現した110mm径の円形のウッドボードを配置した。このボードには、ウイスキー樽に刻印されていた文字がそのまま残されており、それぞれの車両がワンオフカーであることの証となる。ウイスキー樽を使用したこのボードはトレイに設置され、ダブテールジョイントによってウォールナット材と組み合わせた。その周りには、ウイスキー樽に刻印されているのと同じ書体で、蒸留所とウール工場の名称、そしてランドローバー75周年を記念するロゴを描いた。各カップホルダーのベースも、ウイスキー樽のオーク材で作られている。


◆2012~2016年製をベースにレストアとリビルド


30台の先代ディフェンダーは、ランドローバー・クラシックのスペシャリストが調達し、レストアとリビルドが行われる。ベース車両は、2012~2016年製。これに、最新の自然吸気5.0リットルV型8気筒ガソリンエンジンと8速ATを搭載する。最大出力は405ps、最大トルクは52.5kgmを引き出す。0~96km/h加速は5.6秒、最高速は170km/hだ。


ディフェンダー・サスペンション・アップグレード・キットは、コイルスプリングレートとダンパーを改良し、オンロードの快適性とダイナミクスを強化するために独自にチューニングしたサスペンションで構成されている。また、ハンドリング・アップグレード・キットも含まれており、グレードアップされたブレーキディスク、パッド、キャリパーを装備し、制動力を高めている。

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