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メルセデスAMG の4ドアPHEVクーペ、930馬力に高性能化…ブラバス

レスポンス / 2023年6月6日 20時0分

ブラバス(BRABUS)は5月23日、メルセデスAMG の高性能電動4ドアクーペ『GT 63 S Eパフォーマンス』のカスタマイズモデル、ブラバス『930』を欧州で発表した。


◆0~100km/h加速2.8秒で最高速は316km/h


メルセデスAMG GT 63 S Eパフォーマンスでは、直噴4.0リットルV型8気筒ガソリンツインターボエンジンが最大出力639hp/5500~6500rpm、最大トルク91.8kgm/2500~4500rpmを発生する。これに、モーターが加わったPHEVシステム全体で、843hpのパワーと、149.9kgmのトルクを引き出す。これにより、0~100km/h加速2.9秒、最高速316km/hの性能を可能にした。


ブラバス930では、ベース車両のPHEVパワートレインを、BRABUS 「Powerkit PowerXtra B40E-930」でチューニングした。このチューニングにより、パワーは843hpから930hpへプラス87hp、トルクは149.9kgmから158kgmへプラス8.1kgm、それぞれ強化された。これにより、0~100km/h加速は2.8秒と0.1秒短縮。316km/hの最高速は変わっていない。


ステンレス製のスポーツエキゾーストシステムは、排気背圧を下げることで出力を最適化する。アクティブ制御されたエキゾーストフラップが、排気音を変化させる。V8ツインターボエンジンは、「カミングホームモード」では静かに、「スポーツモード」では力強いサウンドを発する。チタン&カーボン製のテールパイプは、直径90mmとしている。


◆カーボン製エアロパーツに10本スポークの鍛造ホイール


内外装には、ブラバスらしいカスタマイズが施されている。エアロパーツはカーボンファイバー製だ。フロントスポイラーとフロントフェイシアアタッチメントの組み合わせで、バンパーの大きなエアインテークを強調する。このスポイラーは、高速走行時にフロントアクスルのリフトを減少させ、ハンドリングのさらなる安定性を追求する。


リアには、カーボンファイバー製のディフューザーを装着。ブラバスのスポーツエキゾーストの4本テールパイプと一体デザインとした。BRABUSのサスペンションは、車高を最大20mm調整できる。低重心化によって、ドライビングダイナミクスとハンドリングを向上させるという。ボンネットフード、フェンダー、トランクリッドには、BRABUSのエンブレムが添えられる。


10本スポークの鍛造ホイールはBRABUSモノブロックZ 「プラチナエディション」で、フロントが21インチ、リアが22インチサイズだ。「Signature Black」仕上げが施される。鍛造技術と最新のCNC加工技術によって製造されたこのホイールは、軽量で俊敏な動きと高い強度を兼ね備える、と自負する。タイヤはコンチネンタル「スポーツコンタクト7」で、サイズはフロントが275/35ZR21、リアが335/25ZR22となる。


◆ブラバスらしい「マスターピース」インテリア


「マスターピース」と命名されたインテリアは、ブラックレザーにレッドのステッチとパイピングを施し、洗練されたデザインを際立たせている。シートとコックピット、トランクのフロアには、トライアングルステッチが施された。シートの中央部分には、パンチング加工が施され、空調システムが組み込まれる。


さらに、BRABUSカーボン製パーツ、BRABUSドアピン、マットアルマイトアルミ製ペダル、カーボン製ドアシルトリムなどが用意されている。


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