伝統の“親睦イベント”『2023/22th 中四国オートサウンドフェス』開催! 注目車両リポート Part1
レスポンス / 2023年6月22日 14時0分
もっとも歴史あるカーオーディオイベントの1つ『2023/22th 中四国オートサウンドフェス』が、5月28日、道の駅 多々羅しまなみ公園(愛媛県今治市)にて開催された。ちなみに当会のサウンドコンテストは、参加者同士の投票により順位が決まるコースがメインだ。
なので参加者たちは、これはと思うクルマに票を投じるべくお互いのクルマの音を聴き合う。結果、良い音の研究ができ親睦が深まる。そんな当会に集結したクルマの中から、カーオーディオ専門サイト『PUSH ON! マイカーライフ』の登録店よりエントリーした注目車両計9台を、今日と明日の2回に分けて紹介していく。さて、各車に積まれていたシステムの内容とそれにより生み出されていたサウンドとは…。
◆マツダ ロードスター(オーナー/原田一輝さん)by M.E.I.
「風の音と音楽を同時に楽しみたい」という思いから、オープンカーのマツダ『ロードスター』にオーディオユニットを積み始めたという原田さん。現在のシステムが完成したのは今年の春だ。プロセッサーを換装し、レギュレーターを入れ電源強化が図られた。使用機材のラインナップは以下のとおり。
ソースユニットとしてビーウィズのMM-1DKを使い、プロセッサーには同AZ-2 ビアンコフジを選択。パワーアンプにも同社のモノラルモデルを4台採用し、フロントスピーカーも同社のモデルで統一。アキュレートlll Fをセットした(サブウーファーは未使用)。その音は、サブウーファーレスにもかかわらず低域にパンチがあり、そして全体的にも活力がみなぎっている。瑞々しいピュアサウンドが楽しめた。
◆ホンダ フィット(オーナー/藤井健二さん)by アミューズ
アンプやDSPの取り付けと音調整は自ら手がけているという藤井さんは、ホンダ『フィット』で参戦した。ちなみに、藤井さんが当車にシステムを積み始めたのは10年前。以後コツコツとシステムアップを重ね、今年の4月にはプロセッサーを入れ換えて現在の形が完成したという。使用機材は以下のとおりだ。
ソースユニットとしてフィーオのDAPを使い、プロセッサーにはリゾルトの2ndモデルを選択。パワーアンプにはカロッツェリアXの2chモデル×4台を採用した。スピーカーはツイーターとミッドレンジがブラックス、ミッドウーファーとサブウーファーがベンチャーた。試聴してみると、音場が立体的で音色が生々しい。リアルなライブサウンドを楽しめた。1音1音の粒立ちも良く、各楽器の音の分離感も上々だった。
◆ホンダ N-BOX(オーナー/上田浩次さん)by Kサウンド
上田さんは2019年の2月から手をかけ始めたというこのホンダ『N-BOX』で参戦した。なお、現在のシステムが完成したのはイベント直前。今回は、パワーアンプが新調されケーブルが刷新されたとのこと。使用機材の布陣は次のとおりだ。
メインユニットとしてカロッツェリアのサイバーナビXシリーズを使い、パワーアンプにはカロッツェリアXの4chモデルをセレクト。フロント2ウェイスピーカーは、サウンドサスペンションのアマネだ。そこにカロッツェリアのパワードサブウーファーを加えている。「透明感が高く、聴き疲れのしないサウンドを目指した」とのことだ。実際に聴いてみると、質感が柔らかく耳当たりが心地良い。そして音色や音像が至ってナチュラル。リラックスして音楽の世界に入り込めた。
◆ホンダ N-ONE(オーナー/筒井隆史さん)by ガレージショウエイ
筒井さんは、2年前から乗っているというホンダ『N-ONE』でエントリーした。ちなみにそのときから使用ユニットの変更はないのだが、1年前にドアスピーカーのアウター化を敢行したという。使用機材の顔ぶれは以下のとおり。
ソースユニットとしてウォークマンを使い、プロセッサー兼パワーアンプとしてダイヤトーンサウンドナビを使用している。フロントスピーカーはツイーターとミッドウーファーがフォーカルのユートピアM、ミッドレンジとサブウーファーがカロッツェリアの1000RSだ。サブウーファーを鳴らすパワーアンプにはカロッツェリアのD級2chモデルを使っている。その音は、音像の立体感がリアルでサウンドステージが深い。ボーカルがすっと前に立ち各楽器の立ち位置も明瞭。質感の良さにも好感が持てた。
◆トヨタ プリウス(オーナー/串田さん)by ピットハウスコスギ
カーオーディオ歴は約10年になるという串田さんはトヨタ『プリウス』でエントリーした。なお当車にシステムを積み始めたのは3年前。それ以前はルックス重視でオーディオを組んでいたとのことだが、このクルマからは音質にもこだわってセッティングしているという。使用機材のラインナップは以下のとおり。
ソースユニットがソニーのウォークマン、パワーアンプ内蔵DSPにはハーツをチョイスした。フロントスピーカーはフォーカルのフラックスシリーズのモデルで統一し、サブウーファーにはハーツの精鋭をセレクトした。試聴してみるとまずは低域の力強さが好印象。重心が低く芯が入っている。かつタイトでレスポンスも良好。全体的にも生命力がみなぎり生き生きとしたサウンドが展開されていた。
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