[カーオーディオ ニューカマー]トヨタ ヤリスクロス by サウンドステーション アミューズ 後編…少しずつ好みの方向性に
レスポンス / 2023年7月4日 19時0分
セキュリティの取り付けで訪れた広島県のサウンドステーション アミューズでオーディオインストールを開始した林さん。ソニックデザインのスピーカーやデッドニングを施し音の進化を体感。さらなるシステムアップに取り組んでいくこととなった。
◆店内で見かけたDSPアンプに興味を持って導入
調整機能の大幅レベルアップでサウンドが激変
セキュリティの取り付けをきっかけにしてアミューズを訪れた林さん。同店がオーディオプロショップであることを知りオーディオに興味を持ち、ソニックデザインのスピーカーをインストールすることになる。その後は、天井のデッドニングやタイヤハウス/バルクヘッドの静音化などを実施してサウンドのクオリティを徐々に上げて行った。そんな中で次に興味を持ったのがDSPアンプだった。
「システム変更やグレードアップをするたびに音が良くなっていくのでオーディオがどんどん楽しくなっていったんです。次に気になったのはDSPアンプでした。アミューズの店内で見かけたのですが、その頃はDSPアンプに関する知識はほとんどありませんでした。しかし機能などの説明を聞いているうちに導入したくなったんです」
そもそも純正のディスプレイオーディオには限られた調整機能しか備わっていない。そこでDSPアンプを追加することで一気に調整幅を広げるのが林さんの次なる狙いとなった。
「どうせ取り付けるならばクオリティの高いユニットを選びたいと思ったんです。そこで評判も良いヘリックスのP-SIX DSP ULTIMATEを導入することにしました。取り付けで調整を施してもらったところ、サウンドの進化が著しかったんです。特に奥行きや音の広がりが大幅にレベルアップしました。目の前で演奏している感じや各楽器の位置がより明確になりました。高音も伸びるようになってヌケの良い快適な音に仕上がったのも好感が持てました」
◆クオリティをアップさせた中高域に合わせ
低音の強化を目指してサウウーファーを追加
フロントスピーカー、DSPアンプを導入してきた林さんは純正に対して中域~高域のクオリティが断然レベルアップしたのを感じていた。しかし中高域が良くなったことから低域には足りなさを感じてしまったという。
「良くなった中高域に合わせた低域が欲しくなってきたのもこの頃でした。しかしサブウーファーは大きなボックスをラゲッジに置くイメージ、荷室を潰したくなかったのであまり前向きでは無かったんです。そんな中、ソニックデザインにはコンパクトなサブウーファーがあることを知ったんです。これなら取り付けたいと思いました。豊かな低音があると好きなJazzを聴くときには最高だなと想像して取り付けることを決めたんです」
ソニックデザインのユニットはラゲッジのフロア下に収まるサイズだったことも林さんの狙い通り。サウンドの方向性はしっかりと低音を補うが低音だけを主張しすぎないサウンドを狙った。
「実際に取り付けてみるとフロントスピーカーとのつながりも良く思ったとおりの低音再生で、主張しすぎない抑えめな低音も好みの通りでした。それと音の振動を感じるようになり車内の空気感が一変したんです。これも純正では感じられなかった新しいフィーリングでした」
◆プロショップのアドバイスを受けつつ進化させ
オーディオが高音質になっていくのが醍醐味
フロントスピーカー、デッドニングや静音処理、さらにはDSPアンプ、サブウーファーの追加など、音の進化に合わせてプロショップとその都度相談しつつ少しずつ好みの方向性にシステムアップを実施してきた林さん、各帯域のスピーカーの完備やDSPアンプの装備など、ひとまずの完成形となったのでこれまで以上に車内で音楽を聴く時間を楽しんでいる。
「オーディオをグレードアップしてからは聴く曲もどんどん幅広くなってきました。元々BOWYやB'zが好きで、女性ボーカルなんかも好きでドリカムも良く聴いていましたが、最近はAdoなどもよく聴くようになるなど、新しい曲やアーティストを楽しむようになっているのも変化したところですね」
多くの場合はCDで購入して自宅のPCで管理し、USBメモリーを使って車内に持ち込むスタイル。しかし、現在オーナーが気になっているのがハイレゾ音源だ。その音質を試しつつ徐々にハイレゾの導入もスタートさせる予定だとか。
「プロショップで説明を聞きながら少しずつシステムを進化させていくのはすごく楽しいですね。そのたびに音が進化して行くのも醍醐味です。今後も気になる部分を見つけたら少しずつ進化させて楽しんでいく予定です」
セキュリティがきっかけでオーディオプロショップと出会い、少しずつ進化を続けてきた林さんとヤリスクロス。これからもマイペースで理想のオーディオを追求していく予定だ。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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