ホンダ、連結子会社の八千代工業をインド部品会社に身売り[新聞ウォッチ]
レスポンス / 2023年7月5日 8時56分
株価の乱高下はその企業に異変が起こる予兆とも言われるが、わずか1年足らずで3倍近くも跳ね上がっていたホンダの連結子会社で、東証スタンダードに上場している八千代工業が、インドの自動車部品大手のサンバルダナ・マザーソン・グループに身売りされるという。
親会社のホンダが発表したもので、きょうの日経が「ホンダ、八千代工業売却、インド部品に、190億円で」などと報じている。それによると、ホンダが165億円を投じて八千代工業をTOB(株式公開買い付け)で取得した後に、マザーソンのオランダ子会社に190億円で一部株式を売却するそうだ。
TOBの開始は今年10月を予定しており、ホンダは現在、八千代工業に50.4%出資しているが、買い付け価格は7月4日終値に17%の上乗せ幅(プレミアム)をつけた1株あたり1390円。TOBなどで全株の買い付けが成立すると、八千代工業株は上場廃止となる見込み。
ホンダは2021年4月、三部敏宏社長が就任直後に、「脱ガソリン車」を宣言。2040年に全ての新車を電気自動車(EV)か燃料電池車(FCV)にするという大胆な計画を発表した。「選択と集中」の経営改革を加速させるためには、現時点では肝心要のEVやFCVの開発は鳴かず飛ばずでありながら、八千代工業のような歴代の経営陣や出向社員を多く送り込んできた連結子会社であっても容赦なく切り捨てる決断を迫られており、こうした再編の動きはしばらく続くことにもなりそうだ。
2023年7月5日付
●日EU半導体協力強化、覚書締結供給網の情報共有(読売・9面)
●テスラ2車種値下げ、最大30万円(朝日・6面)
●三菱自×ヤマダデンキ×EV販売(朝日・6面)
●全固体電池4兆円市場、2040年予測、EV用本命急拡大(産経・10面)
●社説、リニア水問題、一歩前進も課題山積だ(東京・5面)
●小型乗り物商機に熱、道交法改正で交通規制緩和(東京・6面)
●トヨタ、次世代EVで車体一体成型(東京・6面)
●ホンダ、八千代工業売却、インド車部品に、190億円で(日経・15面)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
信越化学による三益半導体へのTOBが完了、8月13日付で連結子会社へ
マイナビニュース / 2024年8月6日 21時5分
-
トヨタとホンダ「遅れたEV挽回策」の決定的な違い テスラ失速でも、EVシフトの大波は止まらない
東洋経済オンライン / 2024年7月31日 9時0分
-
東京証券取引所・プライム市場の株価騰落率「トップ3」と「ワースト3」…プライム市場の9割が下落も「前日比21.19%」上昇した注目銘柄【昨日の株価】
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年7月25日 5時15分
-
トヨタが自社株TOB、約8000億円 MUFG・三井住友FGなど保有株売却
ロイター / 2024年7月23日 17時29分
-
アドバンテッジ、古河電池にTOB実施へ 1株1400円
ロイター / 2024年7月23日 16時54分
ランキング
-
1「日本発の株価大暴落」はまだ終わっていない 暴落は収束したかに見えて何度もやって来る
東洋経済オンライン / 2024年8月10日 9時30分
-
2ディズニーランドの"名物"はこうして生まれた…お掃除キャストが「ミッキーの絵」を地面に描き始めたワケ
プレジデントオンライン / 2024年8月10日 10時15分
-
3東海道新幹線の座席「海側」「山側」「通路側」どう選ぶ?“最も不人気席”のメリットとは
乗りものニュース / 2024年8月10日 7時12分
-
4紫式部が見た「中宮彰子」の異様すぎる"出産光景" 出産は「物の怪」との戦い、涙を流す女房の姿も
東洋経済オンライン / 2024年8月10日 9時0分
-
5ダイヤ通りは6割、ドイツ鉄道「遅延」の深刻事情 「時間に正確」は印象だけ?ラテン系諸国は改善
東洋経済オンライン / 2024年8月10日 7時30分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください