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レストア完了! 国産消防ポンプ自動車第1号…東京国際消防防災展2023

レスポンス / 2023年7月5日 12時30分

消防・防災に関する展示会「東京国際消防防災展2023」が6月15~18日の4日間、東京ビッグサイトで開催された。格的な国産消防ポンプ自動車の第1号で、戦前戦後の火災に奔走した車両「ニッサン180型消防ポンプ自動車」が展示された。


この180型消防ポンプ自動車はイベント開催に合わせてレストア作業が進められており、イベント初日の15日には最後の仕上げ作業となる「ホーン取り付け」と合わせて、お披露目を行ない、自走する姿も見せた。


有明に展示された180型消防ポンプ自動車は、1941年に大田区の蒲田消防署に配置され、戦時中は空襲火災の消火活動にあたった。45年5月に高輪消防署(二本榎出張所の前身)に転属し、64年10月まで使用された。その後は高輪消防署二本榎出張所で、広報車両として展示されてきた。


今回のレストアは、歴代の日産車の再生に取り組む「日産名車再生クラブ」に所属する4名のエンジニア有志(日産自動車3名、ジヤトコ1名)が担当した。走る、曲がる、止まるという車の基本性能に加えて、動かなくなっていた方向指示器やワイパー、点灯しなくなっていた赤色灯など、車両全体の電気系統も再生した。


車両は「東京国際消防防災展 2023」での展示後、東京消防庁の広報車両として保管され、今後、同庁が実施する様々なイベント等で活用される予定だ。


●東京国際消防防災展2023


東京国際消防防災展の来場者数は、会期4日間合計で登録来場者数6万5171人、総来場者数16万6831人となった(前回2018年はそれぞれ7万3222人、17万9428人)。主催は東京消防庁、東京ビッグサイト、東京国際消防防災展2023実行委員会。


開催の趣旨は、過去に発生した災害を教訓とした災害対策や多様化する災害リスクを周知し、市民の防火防災意識と行動力を向上させること。またセーフシティの実現に向け、住民・企業・行政による3者相互の連携強化並びに関連技術・産業の振興を促進することを目的とする。


会場には国内外の消防・防災に関する最先端のサービスや製品が一堂に集結した。展示内容は、「消火、救急、救助、避難・誘導」、「防災・減災・災害対策」、「情報システム、通信サービス」、「その他、消防防災に関する製品・サービス」の4分野になる。

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