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損保会社も“ビックリ”、ビッグモーターが車両修理代を水増し請求[新聞ウォッチ]

レスポンス / 2023年7月7日 8時57分

洒落にもならない“ビックリ”するほどの水増し請求である。全国に300店舗を超えるネットワークを持つ中古車販売大手のビッグモーターが、自動車保険の保険金請求で不正行為をしていたことが明らかになったという。


すでに自動車情報専門誌が“特報”していたが、共同通信が追随して配信した記事を、きょうの毎日や東京も「ビッグモーターが保険金不正、車両修理代水増し、故意に傷」とのタイトルで報じている。


◆33の修理工場300件超の不正


で記事によると、ビッグモーターでは、損害保険各社に事故車両の修理代を水増しして報告しており、外部弁護士の調査報告書が不正を認定したという。東京海上日動火災保険の関係者によると、報告書は故意に車を傷つける悪質な事例を含め、不正請求が全国で横行していたことを示唆したとも伝えている。


不正行為の疑いが2022年3月ごろ内部告発で浮上。東京海上がサンプル調査したところ33の修理工場で300件超の不正が発覚。ビッグモーターが手続きのミスなどと報告したのに対し、損保側は納得せず厳格な調査を求めていた。


◆保険の等級が余計に下がった可能性も


具体的な不正行為としては、不必要な部品交換をしたり、塗装の品質を実際より高く偽ったりしたなどの悪質なケースも発覚。報告書は不正の背景として、修理を担う現場に無理な目標を押しつけていたことや、上司の裁量による降格処分など不適切な組織運営を指摘。「コンプライアンス(法令順守)意識の鈍麻」や「経営陣にそんたくするいびつな企業風土」といった厳しい批判も盛り込まれたとしている。


ビッグモーターに修理を依頼した自動車ユーザーの中には、本来必要のない保険を利用して等級が余計に下がり、保険料が割高になった契約者がいる可能性があるとみられる。このため、東京海上の関係者は共同通信の取材に、契約者への対応を進めるほか、ビッグモーターに対する保険金返還請求を検討する方針を示したという。


2023年7月7日付


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