4年ぶりの全国統一戦!『第10回ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト』開催…注目車レビュー Part1
レスポンス / 2023年7月12日 6時30分
欧州カーオーディオブランドの製品を日本に紹介している数社の正規輸入代理店にて主催されている人気サウンドコンペ『第10回ヨーロピアンサウンドカーオーディオコンテスト』が、6月11日、「こまつドーム(石川県小松市)にて実施された。
ちなみに一昨年と昨年は新型コロナウィルスの影響で西日本大会と東日本大会とに分離開催されたのだが、今年は4年ぶりに全国統一大会となり各地から腕に覚えのあるコンペティターたちが大集合。各車に積まれているカーオーディオシステムの音質性能が競われた。
ここでは今回から3回にわたり、カーオーディオ専門サイト『PUSH ON! マイカーライフ』の登録店よりエントリーした注目車両のシステム内容からサウンドインプレションまでを、じっくりと紹介していく。
◆BMW X1(オーナー/小向拓匡さん)by イングラフ
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小向さんは、今年の4月に一気に完成させたというBMW『X1』で参戦した。クルマを買い換えたタイミングでパワーアンプ1台とDAPが新調され、その他のユニットは前車から移設されてシステムが作り上げられている。搭載機材は以下のとおり。
DAPがソニーのウォークマン、プロセッサーにはヘリックスのDSP ULTRAをチョイス。パワーアンプにはモスコニの4chモデル×2台+2chモデル×1台を使用。フロントスピーカーはツイーターがモレルのピッコロ2、それ以外が同・イレイトカーボン。サブウーファーはカロッツェリアだ。試聴してみると、サウンドステージの立体感の再現性の高さがまずは好印象。奥行きも深い。そして質感が自然でかつ美しい。聴き心地の良いHi-Fiサウンドを楽しめた。
◆ダイハツ テリオスキッド(オーナー/堀田雅雄さん)by M.E.I.
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1908619.jpg)
堀田さんは、ダイハツ『テリオスキッド』で登場。なお当車のシステム作りにおいてのポイントは、“アナログ的チューニング”。オリジナルのパッシブクロスオーバーネットワークにてサウンドセッティングするなどマニアックなアプローチが多々実践されている。搭載機材の陣容は以下のとおりだ。
カロッツェリアのサイバーナビXシリーズをメインユニットとして使い、アステル&ケルンのDAPもソースユニットとして併用。プロセッサーにはリゾルトが選択されている。パワーアンプにはアークオーディオのSEシリーズのモデルを3台セレクト。スピーカー群はモレルで統一した。その音は低域にパワー感があり全体的にも分厚い。また高域は繊細で余韻も美しい。1音1音の実在感の高さにも良さが出ていた。
◆トヨタ カローラツーリング(オーナー/山下さん)by ジパング
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山下さんはトヨタ『カローラツーリング』で参加した。ちなみに山下さんがこのクルマにシステムを積み始めたのは3年前。そこから数度のシステムアップを敢行し、現在の形に仕上がったのは当イベントの1週間前だ。今回は、プロセッサーとパワーアンプ、そしてサブウーファーが刷新されている。使用機材の陣容は以下のとおり。
ソースユニットがソニーのウォークマン、プロセッサーがブラックスのBRAX DSP。パワーアンプも同・MX4 PRO×2台。そしてフロントスピーカーがイートンで、サブウーファーにはカロッツェリアのモデルを選択している(ステレオ使い)。試聴してみると、音が分厚く緻密で情報量が豊富。その上で全体的にエネルギー感が高くサウンドに説得力もある。楽曲の世界に引き込む力も強かった。
◆BMW 225xe(ショップデモカー)by アンティフォン
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地元石川県金沢市にて店舗を構えるアンティフォンは、ショップデモカーのBMW『225xe』でエントリーした。使用機材は次のとおりだ。
ソースユニットとしてソニーのDMP-Z1を使い、プロセッサーにはミニDSPを使用している。そしてパワーアンプにはザプコの6chモデルを採用。スピーカーはツイーターがモレルのスプリーモピッコロ2、ミッドウーファーもモレルで揃えた。トランクのサイドウォールにはキッカーのサブウーファーを搭載している。なおフロントスピーカーはシート下も含めてすべて純正位置に装着し、インテリアの見た目をキープしている。その音は鮮度感が高くピュア。そして濃厚で繊細。リアリティの高さも流石の出来映え。いつまでも浸っていたいと思わせる上質なサウンドが展開されていた。
◆BMW アルピナD5(オーナー/松田さん)by レジェーラ
![](https://response.jp/imgs/zoom1/1908639.jpg)
松田さんはBMWアルピナ『D5』で参加した。なお同車ではミッドレンジがダブル使いされ、フロント4ウェイが構成されている。1つがミッドハイもう1つがミッドローとして鳴らされている。使用機材は以下のとおりだ。
ソースユニットがアイバッソオーディオのDAP、プロセッサーがブラックスのBRAX DSP。パワーアンプにも同じくブラックスのMX4 PROが選ばれている。サブウーファー用としてはRSオーディオの高級モノラルモデルが使われている。そしてスピーカー群はフロント4ウェイ+サブウーファーのすべてがフォーカルのユートピアMで統一されている。試聴してみると全体的にメリハリがあり音の分離感も良好。ボーカルがクッキリと前に立ち、他の楽器の位置も明確だ。レベルの高いハイエンドサウンドを満喫できた。
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