香港のAbsolute Racingが優勝、チーム前澤友作氏のフェラーリは6位…GTワールドチャレンジアジア第5戦鈴鹿
レスポンス / 2023年7月15日 21時45分
三重県・鈴鹿サーキットで15日、GTワールドチャレンジアジア第5戦の決勝レースが行われ、香港の#911 Absolute Racing(ヴチカラン・インターフバスク/クラウス・バッハラー)が優勝した。
GTチャレンジアジアはレース専用のGT3・GT4マシンで争われる国際レースで、2023年シーズンはタイのチャーン・インターナショナルサーキットで5月に開幕し、第1戦と第2戦を開催。その後舞台を日本に移し、6月に静岡県・富士スピードウェイで第3戦と第4戦が開催された。
そして今回、7月15日・16日の日程で鈴鹿サーキットを舞台に第5戦と第6戦が開催される。その後、翌週に栃木県・モビリティリゾートもてぎ、8月に岡山国際サーキットでの開催を経て、9月にマレーシアのセパンサーキットで最終戦を迎える。なお、日本で行われる4大会は「ジャパンカップ」としてエントリーすることが可能で、独自の選手権ポイントが与えられる。
夏らしい日差しが降り注ぐ中、GTチャレンジアジア第5戦の決勝日を迎えた鈴鹿サーキット。午前中には第5戦・第6戦の予選が行われ、第5戦は#16 ABSSA Motorsport(井上雅貴/澤圭太)がポールポジションを獲得した。
決勝レースは1時間の時間制。その間、25分経過後から35分までの10分間にドライバー交代を行うルールとなっている。スタート方式はダミーグリッドから離れ1周のフォーメーションラップを行い、隊列を整えて走行したままスタートする「ローリングスタート」が採用されている。
スタートでポールポジションの#16 ABSSA Motorsportに襲いかかったのは、2番手スタートの#500 TEAM 5ZIGEN(HIROBON/川端伸太朗)。しかし前に出ることはできず、2台の順位は変わらなかった。後方では5番手スタートの#3 Climax Racing(フゥー・ウギ/ビアン・イー)が3位に浮上。11番手スタートの#911 Absolute Racing(ヴチカラン・インターフバスク/クラウス・バッハラー)が8位に浮上するなど、大きな順位変動があった。
S字コーナーでストップしたマシンがあり、2周目からセフティーカーが導入された。リスタートは6周目。しかし今度はデグナーカーブでアクシデントがあり、すぐにセフティーカーランとなり、その後赤旗中断となった。約20分の中断の後、1周のセフティーカーランからレースは再開。すぐにドライバー交代ができる時間となり、続々とマシンはピットに入りドライバー交代を行った。
全車のドライバー交代が終わってみると、2位だった#500 TEAM 5ZIGENがトップに浮上。#16 ABSSA Motorsportは2位に転落するとともに、ピットストップの規定時間が6秒短かったとして、ペナルティを受け大きく順位を落とすことになった。その後、後続を徐々に引き離し独走体制を築き始めた#500 TEAM 5ZIGENだったが、16周目に2位に浮上してきた#911 Absolute Racingのペースが異常に速かった。16周目の時点では約9秒あった差が、17周目には7.5秒、18周目には6.2秒とみるみる縮まってくる。そして22周目、#500 TEAM 5ZIGENに追いついた#911 Absolute Racingは激しくプレッシャーを掛け、ついに23周目の2コーナー先で抜き去りトップに躍り出た。
この時点で残り時間は約5分。#500 TEAM 5ZIGENは前を追うことはできずそのままチェッカー。今シーズン3度表彰台に乗るもまだ優勝がなかった#911 Absolute Racingが、今季初優勝を飾った。
#500 TEAM 5ZIGENは2位だったが、前戦富士ではアクシデント下位に沈んだだけに、嬉しい今季初表彰台となった。
3位は8番手スタートから徐々に順位を上げた#18 Porsche Center Okazaki(永井宏明/上村優太)。以下、#11 Audi Sport Asia Team Absolute(アンドリュー・ハリアント/ジェイムス・ユ・カイ)、#2 Climax Racing(ジョー・ビハング/デニス・リンド)と続き、前澤友作氏がチームオーナー兼監督を務める#555 Maezawa Racing(ピッティ・ブロムバクディ/横溝直輝)が、14番手スタートから徐々に追い上げ、6位でフィニッシュした。
GTワールドチャレンジアジアは翌16日に鈴鹿サーキットで第6戦が開催される。
■GTワールドチャレンジアジア第5戦結果(トップ10)
1. #911 Absolute Racing
2. #500 TEAM 5ZIGEN
3. #18 Porsche Center Okazaki
4. #11 Audi Sport Asia Team Absolute
5. #2 Climax Racing
6. #555 Maezawa Racing
7. #87 R&B Racing
8. #22 KCMG
9. #13 Audi Sport Asia Team Absolute
10. #333 Phantom Pro Racing
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
「2024年SUPER GTシリーズ第8戦」開催! 日産「Z」勢の戦績は?
マイナビニュース / 2024年11月8日 8時0分
-
Moto3古里太陽選手、激しい優勝争いから2位表彰台獲得!!【MotoGP第19戦マレーシアGP】
バイクのニュース / 2024年11月6日 13時10分
-
【速報】au、圧倒的なスピードで他を寄せ付けず! SUPER GT 第8戦で優勝!
ASCII.jp / 2024年11月3日 16時40分
-
Audi R8 LMS GT4、スーパー耐久第6戦でクラス優勝
Digital PR Platform / 2024年10月31日 10時0分
-
【SUPER GT 2024第7戦】日産「#23 Z」が惜しくも2位に - レース中盤まで独走状態
マイナビニュース / 2024年10月24日 17時6分
ランキング
-
1あっぱれ!小園祭り 侍JがWBC決勝以来の日米対決で9得点快勝 小園が2連発含む3安打7打点!
スポニチアネックス / 2024年11月21日 22時13分
-
2新生ホーバスジャパン白星発進!モンゴルに快勝 西田優大が3P7本で21得点12Rのダブルダブル
スポニチアネックス / 2024年11月21日 20時54分
-
3衝撃7打点の小園「シーズン中2本しか打ってないのに…」 2連発含む3安打に「奇跡。ちょっと怖い…」
スポニチアネックス / 2024年11月21日 22時17分
-
4【プレミア12】大谷翔平の通訳が生観戦でネット騒然「大谷さん日本にいる?」「明日のMVP発表は…」
スポニチアネックス / 2024年11月21日 22時3分
-
5井端監督「先制されたが焦らず攻撃」、ソーシア監督「ミスが頻繁に起こった」…日本がアメリカに大勝
読売新聞 / 2024年11月21日 23時13分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください