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[プロセッサー活用]市販スピーカーを使っていたら、タイムアライメントでできることが増える!?

レスポンス / 2023年7月16日 14時0分

クルマの中でより良い音を聴こうと思ったときには、「サウンドチューニング」を行うためのメカである「プロセッサー」が役に立つ。当コーナーでは、その扱い方を解説している。現在は、「タイムアライメント」という機能の設定方法を紹介している。


なお「タイムアライメント」には“簡易型”と“本格型”とがあり、“簡易型”ではツイーターとミッドウーファーが別々の場所に装着されていてもそれらを「1つのスピーカー」として扱わざるを得ない。なので、設定においてはこれならではのコツがいる。基本的な設定を行った後に、“簡易型”だからこその微調整が必要となるのだ。


で、基本設定は、以下のように執り行う。リスニングポジションを取ったときの右耳の位置から右のドアスピーカーまでの、そして左耳の位置から左のドアスピーカーまでの距離を測定し、それぞれの数値を設定画面にて入力すればOKだ。


ただしこのように設定すると、中低音はセンターに定位するものの高音は左右のどちらかにズレてしまう。微調整ではそのズレを補整することを目指したい。


ちなみに前回の記事では、右のドアスピーカーまでの距離を足したり引いたりして、高音がセンター方向に寄るように設定しようと説明したが、そのように微調整を行うと、高音をセンターに寄せられるかわりに、中低音のセンター定位が甘くなる。なので、その2つのバランスを取ることがポイントとなる。


対して今回紹介する方法は、高音の定位感を改善しても中低音の定位感には影響が出ない。そこが利点だ。


さて、その微調整法とは、「アッテネーターを活用する」というものだ。


まず「アッテネーター」とは、市販スピーカーに付属している「パッシブクロスオーバーネットワーク」に搭載されている機能の名称だ。「パッシブクロスオーバーネットワーク」とは、音楽信号を高音と中低音とに分割するためのパーツだが、「アッテネーター」は分割した後の高音のレベル(音量)のみを下げられる機能だ。


その活用法は以下のとおりだ。“簡易型”の「タイムアライメント」を設定したときに高音が右側に寄っていると感じられたら、右側の「アッテネーター」を少し下げる。そうすると高音が中央寄りに動くはずだ。逆に高音のみが左側に寄っていた場合には、左側の「アッテネーター」を1段階下げてみよう。そうすると高音の定位がやや右側に寄るはずだ。


もしもスピーカーを市販品に交換してあり付属の「パッシブクロスオーバーネットワーク」に「アッテネーター」が搭載されていたら、この方法もぜひお試しを。


今回は以上だ。次回からは“本格型”の「タイムアライメント」の操作方法を説明していく。お楽しみに。

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