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クルマが走れる水深は何cm? 冠水路が目前に現れたときアナタはどうする?【カーライフ 社会・経済学】

レスポンス / 2023年7月17日 6時30分

今年もすでに全国のいくつかの地域が、大雨の被害に見舞われた。それを踏まえて当コーナーでは前回より、ゲリラ豪雨時に役立つ情報を紹介している。今回は、冠水路に遭遇した場合の対処法を解説していく。


結論から入ろう。エンジン車の場合、エンジンに水が入ると重篤なダメージを負うこととなる。すぐに走行不能になり、修理にも相当な費用がかかる。新しくクルマを買い換えた方が良いというほどの損傷となることも多い。


なので、そうなるリスクは極力排除したい。走行している道で急に冠水が進んでしまうようなケースでは対処のしようもないが、アンダーパス等の冠水している箇所が目前に現れたとき、そこに不用意に突っ込むことはNGだ。どのくらいの深さなのかは目視で正確に把握できない。


ところで、どのくらいの水深でクルマが走れなくなるのかを、JAFがテストしその結果を公開しているので紹介したい。


そのテストは以下のようにして行われた。セダンとSUVとが用意され、前後にスロープを設けた走行路を造りそこに水が張られた。その水深は30cmと60cm。水が張られた水平部分の長さは30m。そこを時速10kmと時速30kmとで突入し走破できるかが試された。


結果は次のとおりだ。水深30cmの場合では、セダンもSUVも両方の速度で走破できた。しかし水深60cmの場合では、セダンは時速10kmのときに途中でエンジンがストップした(なので時速30kmでのテストは実行できていない)。対してSUVは、時速10kmでは走破できたものの時速30kmでは途中でエンジンが停止した。


というわけでエンジンに水が入るか否かが運命の分かれ目となるのだが、そのボーダラインの1つの目安は「フロアの高さ」だ。フロアの高さを超えると、フロントグリルから、そしてマフラーからも水が入り込んでくる可能性がかなり高まる。


なお、水深がそれに達するかどうか微妙な場合は、ゆっくり走った方が良い。スピードを上げると水を巻き上げることとなるのでエンジンへの浸水の可能製が高まってしまう。


ところで道路は普通、かまぼこ状になっている。つまりセンターライン付近がもっとも高く、路肩がもっとも低い。なので冠水してきたらセンターライン付近を走ると多少はリスクを軽減できる。


とはいえ繰り返しにはなるが、もっとも重要な対策は、冠水路を避けることだ。大雨に見舞われたときには可能な限り冠水しそうな場所を避けて走行することが肝要となる。参考にしてほしい。

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