［カーオーディオ ニューカマー］BMW 320i by SOUND WAVE 後編…入れたい要素はたくさんあった

念願だったオーディオインストールを開始したNさん。愛車のBMW『320i』に対してフロント4ウェイ＋サブウーファーの充実のシステムを組み上げる。インストールを手がけた茨城県のSOUND WAVEがAピラーやドアミラー裏などにカスタム要素も注入した。

◆フロント4ウェイの充実システムを投入
Aピラーなどにはカスタム要素も取り入れる

お兄さんの影響を受けてカスタムやカーオーディオに興味を持ったNさん。50歳になったのをタイミングとして長年憧れていたオーディオインストールを満を持して開始した。

さまざまなプランや憧れが入り交じったオーディオインストールだったので、愛車に取り入れたい要素はたくさんあった。インストールを担当したサウンドウェーブと綿密な打ち合わせを通じてシステム、インストールのプランを煮詰めていった。

そうしてでき上がったシステムはフロントスピーカーを4ウェイ化するというかなり充実のシステム内容となった。スピーカーユニットにはJLオーディオC7のツイーター／ミッドレンジを中心にブルームーンオーディオの10cmスピーカーを加えた。さらにBMW特有のシート下のスピーカーにもブルームーンをチョイスしてフロント4ウェイを完成させた。

JLオーディオのツイーター取り付けで特にこだわったのはAピラーをワンオフ加工したカスタムインストールだった。

「Aピラーのカスタムはぜひやりたかったのでショップで相談しました。形状やデザインなどもいろいろと提案してもらって納得するまで打ち合わせて決めたのですが、SOUNDWAVEのロゴやアクリルを使った処理など完成したスタイルはすごく満足しています。またイルミネーションはお任せだったんですが、好みの色を取り入れてもらってこちらも満足の仕上がりになりました」

◆ドアミラー裏などへのカスタム処理も絶品
サウンドに加えてカスタム処理のレベルも高い

JLオーディオのミッドレンジはドアミラー裏にインストールされる。ツイーターの加工に加えてこの部分のカスタムデザインもかなり手が込んでいる。これもオーナーの“カッコいいデザインのオーディオをインストールしたい”という願いが反映されたものだ。

「ドアミラー裏部分のミッドレンジの取り付けにはパネルをワンオフしてもらって手の込んだデザインに仕上げてもらいました。またフィニッシュはピアノブラックにしてあるのもカスタム色が強くて気に入っています」

Aピラーのショップロゴを使った処理やアクリルによるデザイン処理と合わせて、ピラー＆ドアミラー裏部分はかなりのクオリティの高いカスタムに仕上がっているのがひと目見ただけでわかる。オーディオインストールの存在感をアピールしつつ純正インテリアにもしっかりと融合するデザインで、オーナーも満足の素晴らしい仕上がりとなった。

「カスタムデザインはかなり満足いく仕上がりになりました。今後は音質面をさらに追求していきたくなっています。今はブランドを混合したフロント4ウェイになっていますが、ブランドの統一も視野に入れて進化させるプランも考えています」

◆ラゲッジへのパワーアンプのインストールは
シンプルでスペース効率を考えた作りとする

サウンドのクオリティアップにも余念が無いオーナー、低音をサポートするためにラゲッジにはブラムのサブウーファーCR30をインストールすることにして、リアシートのセンターアームレストをオープンすると振動板が車室内に露出するスタイルとして、質の高い直接音（低音）をリスナーに届けることができる作りとした。

さらにラゲッジのフロアにはユニット類を埋め込み取り付けしている。ラゲッジのフロアパネルを開けると中にはオーディソンのDSPアンプであるプリマAP F8.9bitとサブウーファー用のパワーアンプであるオーディソンのAP F1D、さらにはブルートゥースのレシーバーを整然とインストールする。

「サブウーファーの駆動力をさらに増すために今後ハイパワーなパワーアンプを取り入れることも検討中です。こちらも徐々にシステムアップを考えていく予定です」

コクピットまわりにもこまなかカスタム処理が施されている。そのひとつがオーディソンのDSPアンプのコントローラーの取り付けスタイルだ。ダッシュの一部を加工して埋め込み取り付けされているのが見どころインテリアデザインと融合させるデザインも美しい。

「音楽プレイヤーには主にiPhoneを使っています。ブルートゥースを使ってワイヤレスで音源を再生するシステムにして手軽さも追求しました。高音質で使いやすいシステムになったのも満足している点です」

長年憧れ続けたオーディオインストールを完成させたNさん。カスタムデザインやユニット選び、さらには普段使いを考えたシステムなど、全方位で満足度の高いオーディオインストールとなったようだ。ここから好みの方向性をさらに極めるシステムアップを徐々に進めていく予定だという。

土田康弘｜ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。