シトロエニストによる、シトロエニストのためのイベント、シトロエンランデブーが高山で開催
レスポンス / 2023年9月18日 19時0分
ステランティスジャパンは9月17日、シトロエンのオーナーイベント、“シトロエニスト ランデブー”を飛騨高山の高山市位山交流広場で開催。500台以上の新旧シトロエンがエントリーした。
◆笑顔溢れる1日に
「シトロエンのオーナーがシトロエンを持っていて良かったなとか、シトロエンのある暮らしが楽しくなったと思ってもらえるようなことをいっぱい考えること、これが私の職務」と語り始めるのは、今回のイベントを企画したステランティスジャパンシトロエンブランドマネジャーの中山領さんだ。それはブランドマネージャーという職責であると同時に、シトロエンというブランドを愛するが故のコメントだった。氏はこれまで様々なクルマを乗り継いできた中で、シトロエンブランドのクルマが最も長く所有していたという。その結果として自分がシトロエンを好きであることに気付き、現職へ就いたとのこと。
そんな彼が企画したイベントなので、面白くないわけがない。朝9時半から終了する14時まで様々な演出が盛りだくさん。マニアックな人から最近シトロエンユーザーになった人、ファミリーやペット連れなど、どんな人たちにも楽しんでもらおう、笑顔で帰ってもらおうという心配りに満ちたイベントだった。
マニアックな人たちにはクイズ大会で盛り上がり、子供たちはキッズパークで遊び、ペット連れは広大な敷地によるドッグランを楽しみ、原っぱを利用してテントを張ったり、自宅から持ってきたピクニックシートや椅子などでのんびりとくつろいだりなど、それぞれがそれぞれのペースで楽しんでいた。
そして当然、同じブランド同士なので、隣り合ったクルマや、興味のあるクルマのところで自然と立ち話が始まり、そこからまた新たな交流が生まれるなど、シトロエニスト達の輪がどんどん広がっていったのが印象的で、ステランティスジャパン代表取締役社長の打越晋氏が冒頭のあいさつで、「いろんなシトロエンが集まって、それらを見て交流が広がり皆様が笑顔になっていただくこと。それが(このイベントで)期待している一番大きなこと」と語っていたが、まさにそれがあちらこちらで起きていたのである。
また打越氏は、シトロエンのグローバルのCEOであるティエリー・コスカス氏から、「あなたの職務はステランティス、いや、私に関係することでいうとシトロエンのお客様の笑顔を増やすことだといわれた。この聞いた時に、彼がシトロエンのCEOをやっている限りはシトロエンのクルマは絶対に大丈夫だ、シトロエンの施策、マーケティングも絶対に大丈夫だとすごく嬉しくなった」とコメント。今後はこの言葉通り、ステランティスジャパンによって新旧オーナーがより笑顔でシトロエンライフが送れるようになっていくことに期待したい。
◆シトロエニストの聖地に
さて、中山さんはこのイベントの開催地を高山にした理由について、「イベントを開催するとなるとどうしても関東近郊になりがちだという反省があった」と振り返る。全国にシトロエンのオーナーがいることもあり、「シトロエンオーナーは長距離をいとわないと勝手に考え、また連休中日なので高山の古い街並みを楽しんだりと、シトロエンもマッチする旅行先のひとつのエリアとしても相応しいのではないか」と考え選んだと述べる。
このイベントは高山市も大きく協力して開催された。高山市副市長の清水雅博氏もオープニングに来場。開催地の位山の歴史などを説明するとともに、高山市は古い街並みを住民とともに保存してきた結果として、価値あるものとなり全国から観光客誘致につながったと紹介。そのうえで、「古いものを大切にする気持ちは今日集まったシトロエニストの皆様にも何か通じるものがあると感じる」とコメント。また、この位山は「日本の背骨、分水嶺になっており、南の方には太平洋に流れる川が、そして北の方には日本海に流れる川が位山を分水嶺として流れていく。そういった意味では本当に日本の中心、特別な場所であり、そこで第一回のシトロエンランデブーが高山の位山で開催されたのは意味深い。高山市としてもシトロエニストさんの皆さんを歓迎し、このイベントが来年も再来年もずっと続いていけるように願っており、シトロエニストの聖地として、この場所が定着していくことを願って、一生懸命サポートさせてもらう」とコメントしていた。
その継続性については前出打越氏も同様で、「一回で終わらせるつもりはない。このイベントは必ず5年、10年、そして20年と続け、より多くのシトロエニストの方に集まっていただき、いずれは駐車場が足りなくなり。もっと大きな場所を探してほしいといえるぐらいのイベントにしていきたい」と語り、「このイベントをシトロエニストによる、シトロエニストのためのイベントにしていきたい」と想いを述べていた。
会場を見渡すと、最新車種はほとんど来場し、また、古いクルマ達も、さすがに『トラクションアバン』はなかったものの、古くは“愛5”という新車当時のナンバープレートを付けた1963年式の正規輸入されたシトロエン『2CV』をはじめ、『アミ6』、『アミ8』、『DS』、『SM』、日本では珍しい『ヴィザ』などをはじめとした多くのシトロエンが集まりその景色は壮観の一言に尽きた。
今回が第1回目ということで、笑顔とともに様々な課題も出たことだろう。次回以降は今回の参加者の意見に耳を傾けながら、参加者も主催者も皆がより笑顔になるイベントに成長し、長く続いて欲しいと感じた。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
なぜ日産が好き? 湘南に集結した純正コンプリートカーオーナーに聞いてみた
マイナビニュース / 2024年11月21日 11時30分
-
懐かしいレトロカー約400台が集結 万博記念公園で「昭和レトロカー万博2024」を開催
OVO [オーヴォ] / 2024年11月9日 14時30分
-
全長4.1m! 斬新デザインの新型「コンパクトハッチバック」初公開! 新鮮な「かぎ爪」風ライト採用か!? 個性的すぎる「プジョー208」登場!
くるまのニュース / 2024年10月31日 22時10分
-
「カッコ良すぎる!」「イマイチ好きになれない」プジョー『208』一新したデザインに賛否両論
レスポンス / 2024年10月30日 20時30分
-
昭和の懐かしいレトロカー約400台が集結!『昭和レトロカー万博2024』11月30日(土)大阪「万博記念公園」で開催!
@Press / 2024年10月28日 9時30分
ランキング
-
1侍ジャパンは2次ラウンド2連勝、決勝進出の条件は…23日昼の試合結果で決定の可能性も
読売新聞 / 2024年11月23日 0時20分
-
2【侍ジャパン】ベネズエラに逆転勝利で無傷の7連勝&国際大会26連勝 2大会連続決勝に大きく前進 牧が決勝満塁弾など13安打9得点
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年11月22日 23時2分
-
3米女子ゴルフ・今季最終戦、古江が後半に立て直して4位浮上…畑岡は27位に後退
読売新聞 / 2024年11月23日 8時15分
-
4侍ジャパン・早川 23日の台湾戦先発へ「決勝にいい弾みをつけられるような投球をしたい」
スポニチアネックス / 2024年11月23日 5時1分
-
5ベネズエラ・ロペス監督「夢であり、これぞベネズエラだという試合をやろう!」 日本戦敗戦も前を向く
スポニチアネックス / 2024年11月22日 23時44分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください