メルセデスベンツ CLA&CLAシューティングブレーク 改良新型発売…よりスポーティなデザインに
レスポンス / 2023年9月25日 14時37分
メルセデス・ベンツ日本は9月25日、4ドアクーペ『CLA』およびステーションワゴン『CLAシューティングブレーク』改良新型を発表し、注文の受付を開始した。
価格は2.0リットルディーゼルモデルの「CLA200d」が607万円、「CLA200dシューティングブレーク」が617万円。2.0リットルガソリンモデルの「メルセデスAMG CLA 35 4MATIC」が854万円、「メルセデスAMG CLA 35 4MATIC シューティングブレーク」が864万円。1.4リットルガソリンモデルの「CLA180」は、11月以降(予定)に注文受付を開始。納車は、CLA200dとメルセデスAMG CLA 35 4MATICは9月25日より、CLA180は11月以降より順次予定している。
CLA/CLAシューティングブレーク改良新型はエクステリアデザインを刷新するとともに、ナビゲーションシステムをSクラス等に採用している最新世代にアップデートした。安全性や快適性を高めるアダプティブハイビームアシストや駐車時や狭い道などで車両の周囲の状況をディスプレイで確認できる360°カメラシステムは全モデルに標準装備。さらにブルメスターサラウンドサウンドシステムをオプションで用意した。
CLA180とメルセデスAMG CLA 35 4MATICには48V電気システムとBSG(ベルトドリブン・スタータージェネレーター)を搭載。効率性、快適性、高性能化を同時に実現している。
◆エクステリアデザインをスポーティに刷新
フロントマスクには、マットクローム仕上げの小さなスリーポインテッドスターを無数に散りばめたシングルルーバータイプの「スターパターンフロントグリル」を採用。ヘッドライトデザインもよりシャープな印象とした。AMGラインパッケージでは、新デザインのフロントバンパーを採用。下部に広がる台形とその両サイドに大口径のエアインテークを配置。よりアグレッシブかつパワフルなデザインとした。また、メルセデスAMG CLA 35は縦ルーバーをあしらったAMG専用フロントグリル、新デザインのボンネットエンブレムを採用した。
リアデザインでは、新デザインのリアディフューザーを採用し、スポーティかつ安定感のあるリアビューを演出。LEDリアコンビネーションランプのデザインを変更し、よりシャープな印象を与えるリアデザインとした。ホイールデザインも刷新し、足元をスポーティに演出。CLA180とCLA200dの標準仕様は18インチスポークアルミホイール、AMGラインパッケージは19インチAMGアルミホイール、メルセデスAMG CLA 35は19インチAMGアルミホイールを装着する。また、外装色に新色「ハイパーブルー」「スペクトラルブルー」「ローズゴールド」を追加した。
◆最新世代のMBUXを標準装備
インテリアでは、より直感的な操作が可能な新世代ステアリングホイールを採用。オプションのAMGラインパッケージでは、3本のツインスポークタイプとなり、より近未来的なスポーティさを演出する。ナビゲーションやインストルメントクラスター内の各種設定や安全運転支援システムの設定も手元で完結できる。また、新たにリムに静電容量式センサーを備えたパッドを採用。ステアリングホイールにかかるトルクがなくとも、ステアリングホイールを握っていることが認識され、アクティブディスタンスアシスト・ディストロニックの使い勝手を向上している。また、センターコンソールに設置していたタッチパッドを廃止し、すっきりとしたインテリアデザインになった。
対話型インフォテインメントシステムは最新世代の「MBUX(メルセデスベンツ ユーザーエクスペリエンス)」を標準装備した。ボイスコントロールは「ハイ.メルセデス」をキーワードとして起動。目的地入力、電話通話、音楽選択、気象情報に加え、クライメートコントロール、各種ヒーター、照明など多様な機能にも対応する。また、音声認識だけではなく、タッチスクリーン、ステアリングホイールにあるタッチコントロールボタンでも様々な操作ができ、ドライバーの好みや運転状況に応じて使い分けできる。さらにメルセデスベンツの最新世代のナビゲーションシステムとMBUX ARナビゲーションを採用。車両前面に広がる現実の景色をナビゲーション画面の一部に映し出し、進むべき道路に矢印を表示する。また、ブルメスターサラウンドサウンドシステムをオプション設定。心地よいサウンドを楽しむことができる。
◆ガソリンモデルに48V電気システムとBSG採用
CLA180は、1.4リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「M282」を搭載。デルタ形シリンダーヘッドを採用し、軽量化、省スペース性能を高めている。また、吸気ダクトにヘルムホルツ共鳴器を採用し、触媒コンバーターには遮音シールを施すなど、ノイズを低減させている。
メルセデスAMG CLA35は、最高出力306ps/最大トルク400Nmを発生する2.0リットル直列4気筒ガソリンターボエンジン「M260」を搭載する。ツインスクロールターボチャージャーや可変バルブリフトシステム「カムトロニック」を採用。低回転域での力強く、自然なレスポンスと、中高回転域での伸びやかな加速感を両立する。
両モデルは、スターターとジェネレーターを兼ねるモーター「BSG」と「48V電気システム」を採用する。回生ブレーキ等により発電した電気を約1kWhのリチウムイオン電池に蓄電。振動の少ないエンジン始動、滑らかで力強い加速、素早いギアシフトなど、必要に応じて最大トルク160Nmの動力補助を行い、燃費低減効果だけでなく、パワートレインの総合性能を引き上げる。また、ウォーターポンプを電動化。冷却能力を必要に応じて最適化することで効率を高めている。
CLA200dは最高出力150ps/最大トルク320Nmを発生する2.0リットル直列4気筒ディーゼルターボエンジン「OM654q」を搭載。コンパクトなボディを力強く加速させる性能を有しながら、低振動で高い静粛性を両立させている。シリンダーブロックを軽量化のためにアルミニウム製とする一方、ピストンはスチール製。熱膨張率の異なる素材を採用することで40%以上摩擦を低減している。また、ターボチャージャーは可変タービンジオメトリーを採用。全域でトルクフルな加速を可能にしている。
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