[カーオーディオ ニューカマー]ホンダ ステップワゴン by 東京車楽 後編…社外ディスプレイオーディオの取り付け
レスポンス / 2023年9月26日 11時0分
ホンダ『ステップワゴン』の購入を機にオーディオ機器のグレードアップを計画した橋川さん。旧知のショップである埼玉県の東京車楽で相談して、通常では取り付けられない社外ディスプレイオーディオ(2DIN)の取り付けに成功、加えてスピーカー類も一新することにした。
◆ディスプレイオーディオのグレードアップに加え
スピーカー、サブウーファーの強化も計画する
現行ステップワゴンには通常では取り付けるのが困難な2DINサイズの社外ディスプレイオーディオ(アルパインのBIG-DA)。これをプロショップのアイデアと加工技術によって取り付けることに成功した橋川さん。プロショップならではの工夫を凝らした取り付け処理でまったく違和感なくディスプレイオーディオの2DIN本体ユニットをダッシュのオーディオスペースに取り付けた。
そんなステップワゴンには他にもオーディオのシステムアップを計画した。前編でもお伝えした通り、納車までの長い待ち時間を利用してシステムの検討をした橋川さん、ひとつ目の狙いだった社外ディスプレイオーディオに加えて、スピーカー交換も計画する。
「スピーカーは純正じゃもの足りなくなるのはわかっていたので、最初からグレードアップしようと考えていました。スピーカー選びは最初に予算を決めてショップにオススメのモデルを提案してもらう方法にしました。その理由はこれまで数多くのスピーカーを実際に聴いてきたプロが選ぶモデルはコスパも良く、間違いが無い選択になると信じていたからです」
東京車楽側から提案があったいくつかのスピーカーの中から最終的にチョイスされたのが、ブラムの16.5cmセパレート2ウェイである165.80だった。手軽な価格でありながら音の良さを体感できるモデルとしてオーナーもお気に入りのユニットになる。さらにサブウーファーもシステムに加えることにしたオーナー。
「以前乗っていたクルマでは某所からのお下がりの大型のサブウーファーを設置していましたが、今回のステップワゴンは家族6人が乗るためにスペースはムダにできません。そこでシート下に収まるコンパクトなサブウーファーを探しました」
そんなニーズに合わせて選んだのがブラムのパワードサブウーファーであるMSA20Pだった。シート下に収まるサイズで低音の増強とスペース効率の両立を可能にすることから、オーナーも納得のユニットセレクトになったようだ。
◆アルミバッフルによるスピーカー取り付けに加え
電源や使い勝手の良い配線処理なども見どころ
ディスプレイオーディオの取り付けで加工などを含めたアイデを投入したのと同じく、スピーカー類の取り付けもプロショップらしいこだわり満載となった。ツイーター/ミッドバスともに純正位置へのインナー取り付けによるシンプルなものとしたが、ドアへのミッドバスの取り付けではアルミバッフルを用いて取り付ける。しかもブラムのスピーカーのフレームがアルミバッフルに部分的に干渉するためバッフル側を加工してぴったりフィットさせたのもプロの技。確実な固定で本来のスピーカーの音を引き出す工夫が凝らされた。
さらにサブウーファーは助手席下のスペースに設置されている。ここには元々ツールボックスが設置されていたのだが、運転席側に移設してスペースを確保した上でインストールした。完成した取り付けを見るとシート下のスペースにジャストサイズなのが良くわかる。限られたスペースをムダにしない取り付けが美しく効率的だ。
取り付け面でもうひとつの工夫がディスプレイオーディオの電源。デッキ裏の純正配線では無く余裕の電力を供給するためバッテリーから直に電源を引き直すいわゆる“バッ直”を取っている。実際に純正配線と音を比べてみるとその差は歴然。ディスプレイオーディオの持つポテンシャルを発揮するのも取り付け次第と言える。
ディスプレイオーディオ付属のフィルムアンテナも純正のアンテナを避けて左のクォーターウインドウに取り付けてあるのも工夫。配線の取り回しや端子を逃がすための内張りの加工なども含めてて加工精度の高さが光る取り付けだ。
さらに、使い勝手を考えた工夫も込められる。それがHDMIケーブルの設置だ。グローブボックス内にケーブルを取り回しているのだが、ダッシュの中にアップルアダプター+電源を隠して設置して、iPhoneにケーブルを接続すればユーザーは意識すること無くHDMI接続と充電ができるのもスマート。コクピットまわりは最低限のケーブルだけを露出させるスマートで使い勝手の良い仕様もプロショップならではの技だ。
◆迫力&臨場感満点の高音質サウンドや
大画面による美しい映像に家族みんなが満足
ステップワゴンが納車されすぐさまオーディオのインストールを実施して、その音を初体験したオーナー。完成当時のファーストインプレッションを思い出してもらった。
「インストールが完成して最初にケン・ブロックがレーシングマシンで走る映像を再生して視聴しました。エンジン音やタイヤがきしむ音がものすごくリアルで、その場にいるような臨場感を感じました。サブウーファーも効いていて迫力満点のサウンドになっているのにも満足しました」
ステップワゴンは普段は奥さんが乗っていて、週末にはファミリーカーとしてフル稼動している。橋川家はお子さんが4名の大家族、当然お出かけの際は6名乗車になる。そんな子ども達のお気に入りになっているのが映像。ディスプレイオーディオの大画面を使ってYuoTubeの動画を再生を楽しんでいるという。また奥さまからの反応も上々だ。
「画面が大きくてきれいだし音も良いと評判も上々です。またアルパインのディスプレイオーディオはメニュー操作もわかりやすくて使いやすいと高評価なのも良かったです。子ども達も楽しんでくれているし家族みんなが満足できるオーディオシステムになって良かったと思っています」
今後は後席用のモニターの追加も検討中の橋川さん、現代風に子ども達が一人一人別の映像を楽しめるような個別モニターを設置するプランもあるとか。ますます家族には無くてはならないクルマに成長していく予定だ。
土田康弘|ライター
デジタル音声に関わるエンジニアを経験した後に出版社の編集者に転職。バイク雑誌や4WD雑誌の編集部で勤務。独立後はカーオーディオ、クルマ、腕時計、モノ系、インテリア、アウトドア関連などのライティングを手がけ、カーオーディオ雑誌の編集長も請負。現在もカーオーディオをはじめとしたライティング中心に活動中。
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