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カワサキ『ヴェルシス650』日本導入、ミドルサイズの新型アドベンチャーツアラー

レスポンス / 2023年10月2日 18時30分

カワサキモータースジャパンは、新型ミドルサイズアドベンチャー『ヴェルシス650』を11月17日より発売する。価格は110万円。


ヴェルシス650は万能性とファン要素を両立したキャラクターに加え、快適性と利便性を高める多くの機能を装備する。低中回転域のトルクを重視してチューニングされたコンパクトなパラレルツインエンジンにロングストロークサスペンション、スポーティな17インチホイール、スリムでアップライトなライディングポジションを組み合わせ、さまざまな状況下でモーターサイクルの楽しさを提供する。


◆パラレルツインエンジンは常用回転域重視のセッティング


649cc水冷4ストロークDOHC4バルブ並列2気筒エンジンは、最高出力67ps/最大トルク61Nmを発生。常用回転域である3000~6000rpmのフィールを重視しセッティング、また3000rpm以下の低回転域ではスムーズなパワーデリバリーを行い、6000rpm以上から高回転域にかけて気持ちの良いパワー&トルクカーブを提供する。パワフルな中回転域特性は、コーナーでの良好なピックアップと加速感をもたらし、フラットなトルクカーブとスムーズなエンジンレスポンスにより、どのエンジン回転域でも安心してスロットルを開けることができる。


トランスミッションのインプットシャフト、アウトプットシャフト、チェンジドラムはカセットスタイルでまとめ、コンパクトなレイアウトを実現するとともに、メンテナンス性を高めている。180°クランクにはバランサーシャフトを装備。エンジン動作を滑らかでスムーズにしている。冷却システムは簡略化。エンジンケースを介し冷却水をシリンダーとヘッドに送ることで外部の配管を削減している。ラジエータファンカバーを装備し、導風の向きを変えることで、ライダーに直接熱気が当たることを低減。また、ライダーに接触する燃料タンク、フレーム、その他の部品の温度を低く保ち、渋滞時などでの快適性を高めている。


◆幅広い路面状況で優れた接地感を実現


コンパクトなエンジンにより実現したスリムで軽量なフレームが、シートを前方寄りに配置することを可能に。さらにアンダーエンジンマフラーを採用することで、マスの集中化、機敏なパッケージを実現している。また、ホイールベースを1415mmとし、ショートホイールベースモデルらしいハイレベルな敏捷性を獲得。さらに25°のキャスター角と108mmのトレール量がスポーティなハンドリングに寄与している。


ø41mmの倒立フロントフォークは、高剛性スプリングを採用し、ロングストロークを確保。リヤサスペンションにはオフセット・レイダウンを採用することで、オフロードモデルとスポーツモデル用サスペンションのメリットを両立。幅広い路面状況で優れた接地感とライダーへのフィードバックにより活発なスポーツライディングを可能にしている。


リアショックはシンプルなノンリンクタイプを採用。軽量化を達成したほか、リヤホイールからのフィードバックがより分かりやすくなっており、ライダーは車体の挙動を掴みやすくなっている。さらに滑りやすく路面の凹凸がある場面でもライダーに安心感を与えるリヤサスペンションチューニングを採用。軽快なハンドリングと優れた乗り心地も実現している。リヤサスペンションにはリモートプリロードアジャスターも装備。タンデムライダーや荷物の積載などシーンに合わせ、簡単にセッティングすることを可能にしている。


フロントブレーキはø300mmデュアルペタルディスクとツインピストンキャリパーを組み合わせ、キャリパーデザインにはスポーティなイメージを採用。また、ブレーキパッドには優れた初期制動力を発揮する材質を使用している。リヤブレーキにはø250mm大径ディスクを採用。タンデムや荷物の積載などで後部加重が増えた場合でも、良好なコントロール性と制動力を確保している。ホイールサイズは前後17インチ。クイックなステアリングに貢献している。


◆4.3インチTFTカラーインストゥルメントパネル搭載


KTRC(カワサキトラクションコントロール)は、2つのモードで幅広いライディング条件をカバー。滑りやすい路面などさまざまな状況にて安定した車体の挙動維持をサポートする。モード1はスポーツライディング向けのセッティング。システムの介入が少なく、コーナリング中のトラクションを制御する。モード2はより早いタイミングでシステムが介入。過度のホイールスピンを検知すると、エンジン出力を抑えてグリップを回復。滑りやすい路面や未舗装路でも安心して走行できる。


ヴェルシス650は、コックピットにハイテク感と洗練感を与える4.3インチフルデジタルTFTカラーインストゥルメントパネルを搭載。速度計、バースタイルタコメーター、ギヤポジションインジケーター、シフトランプ、燃料計、ODOメーター、デュアルトリップメーター、瞬間/平均燃費、航続可能距離、平均速度、合計走行時間、冷却水温度、外気温、時計、バッテリー電圧カワサキサービスリマインダー、オイル交換リマインダー、エコノミカルライディングインジケーターなどの表示機能を備える。また、画面の背景色はブラックまたはホワイトから選択可能。画面の輝度は周囲の明るさに合わせて自動的に調整する。


◆20リットル燃料タンクと低燃費でロングランを実現


燃料タンクは大容量20リットルで、優れた燃費性能と相まって長距離の航続を実現。また、サイドカウルへと伸びるタンクのデザインはニーグリップを容易にしている。スリムなシートは肉厚なウレタンを採用し、快適性を向上するとともに着座位置を高くして積極的なマシンコントロールが可能。シートは前後2ピース分割とし、シートの段差が加速時にライダーを支える構造となっている。


また、ステップは前方の低い位置に配置。幅広のハンドルバーとともにリラックスした姿勢を提供しつつ、スポーティなライディングにも対応している。


スタイリッシュなウインドシールドは、スポーティなポジションから最大のウインドプロテクション効果を発揮するポジションまで、ライダーの好みに合わせて27mm間隔で4段階、計80mmの範囲で調整可能。ポジション調整は、インストゥルメントパネルの下にあるリリースボタンで、工具を使わず行うことができる。


◆パニア/トップケースのロック解除はイグニッションキーで可能


パニアケースはクリーンマウントシステムにより、車体の中心線に近い位置に配置。すっきりした外観を実現しつつ、狭い場所での取り回しも容易にしている。頑丈なスチールパイプ製リヤフレームを採用し、トップケースとパニアケースの両方を同時に取付が可能。アクセサリーのパニアケースは積載重量5kg、内容積左右28リットルでフルフェイスヘルメットを収納可能。トップケースは積載重量5kg、内容積47リットルでフルフェイスヘルメット2個を収納できる。また、別売のワンキーシステムにより、トップケースとパニアケースのロック解除および取り外しをイグニッションキーで行うことができる。


このほか、シート下の収納スペースにはETC2.0車載器キットを標準装備。アクセサリーやライダーの携帯品へ、合計100Wまでの電力も供給できる。その他のアクセサリーとして、ハンドカバー、グリップヒーター、メーター耐傷フィルム、エンジンガード、タンクパッド、LEDフォグランプキットなどを用意する。

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