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トヨタ 『4ランナー』にオフロード走行を重視した「TRDプロ」仕様を設定

レスポンス / 2023年10月6日 12時10分

トヨタ自動車の米国部門は10月3日、SUV『4ランナー』(Toyota 4Runner)の2024年モデルに、「TRDプロ」を設定すると発表した。


2009年9月に発表された現行4ランナーは、5世代目モデルだ。先代モデルまでは、日本では『ハイラックスサーフ』として販売されていた。しかし、現行型から北米専用モデルとなり、日本では1984年の初代から4代25年間で、ハイラックスサーフが消滅している。


現行4ランナーは、高い悪路走破性や、乗用車と同等の快適性を維持しながら、力強いスタイル、パワフルかつ燃費のいいエンジン、ユーティリティなどを追求する。堅牢なラダー(梯子型)フレームにボディを載せる手法は、現行型にも受け継がれた。


この4ランナーの2024年モデルに設定されるのが、TRDプロだ。TRDプロシリーズとは、「TRD」(トヨタ・レーシング・デベロップメント)の名前を冠したオフロードパッケージ。トヨタが米国市場で販売している大型ピックアップトラックのタンドラをはじめ、中型ピックアップトラックのタコマなどに設定されている。


駆動方式は、4WDで、足回りは、本格的なオフロード走行を重視して強化された。TRDビルシュタインのダンパーをはじめ、TRDチューンのフロントスプリング、TRD製のフロントスキッドプレートなどが採用されている。


フロントグリルやアルミホイールをブラックで塗装して、赤と黒のコントラストが強調された。フロントグリルのエンブレムは、初期の「TOYOTA」の文字タイプに変更する。TRDのシフトノブやTRDのフロアマットなども装備された。2024年モデルのTRDプロには、新色として、大地をイメージした「テラ」が追加されている。


搭載エンジンは、4.0リットルV型6気筒自然吸気ガソリンだ。最大出力は270hp、最大トルクは38.4kgmを発生する。デュアル独立可変バルブタイミング(VVT-i)付きエンジンは、さまざまな走行条件下でもエンジンのトルクを最適化した。牽引性能は最大で5000ポンド、としている。

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