トヨタ プリウス、ドアのロック&アンロック音を変更
レスポンス / 2023年10月11日 16時15分
トヨタ自動車の米国部門は10月10日、ハイブリッドセダン『プリウス』(Toyota Prius)の2024年モデルを米国で発表した。
◆心地よく明瞭に聞こえるロック&アンロック音が目標
現行型のデビューから約1年を経て、2024年モデルが登場した。2024年モデルでは、小規模な変更を受けている。2024年モデルでは、ドアのロック&アンロックの音が新しくなった。サウンドエンジニアによって作られたこの新しい音は、ドアのロックとアンロックを心地よく明瞭に聞こえるように設計されているという。音量は、インフォテインメントシステムを通じて調整できる。
また、2024年モデルには、「BEYOND ZERO」エンブレムを装着することができる。BEYOND ZEROは、トヨタのビジョンであり、二酸化炭素排出量削減に対するトヨタの多様なアプローチを示すものだ。プリウスの2024年モデルには、カーボンニュートラルな未来に近づくためのトヨタのグローバルな取り組みを象徴する新しい「BEYOND ZERO」エンブレムを装着することができる。
2024年モデルのカラーバリエーションは、ウインドチルパール、カッティングエッジ、ガーディアングレー、ミッドナイトブラックメタリック、スーパーソニックレッド、リザーバーブルーの6色から選択可能。現地ベース価格は2万7650ドル(約410万円)で、11月に発売される予定だ。
◆日本仕様の1.8リットル版は米国では設定なし
現行プリウスには、トヨタの第5世代のハイブリッドシステムを搭載する。駆動方式FFの米国仕様車の場合、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンは最大出力194hpを発生する。0~96km/h加速は7.2秒だ。
また、駆動方式AWDの米国仕様車の場合、2.0リットル直列4気筒ガソリンエンジンは最大出力196hpを発生する。0~96km/h加速は7.0秒だ。AWD車には、モーターで後輪を駆動する電動オンデマンドAWDシステムを採用した。発進時や雪道などの滑りやすい路面において、安定した走行性能を追求している。
バッテリーはリチウムイオン。米国仕様車のEPA(米国環境保護局)燃費は、FF駆動の「LE」グレードで、57マイル/ガロン(約24.2km/リットル)になる見通しだ。なお、日本仕様に設定される1.8リットル版は、米国では用意されない。
◆12.3インチの「トヨタ・オーディオ・マルチメディア・システム」
米国仕様車には、テキサス州に本拠を置くトヨタのコネクテッドテクノロジー部門が設計した12.3インチの「トヨタ・オーディオ・マルチメディア・システム」がオプション設定される。また、「Over-the-Air(OTA)」アップデートなど、さまざまなコネクティビティや便利な機能にアクセスする機会が用意されている。
トヨタ・オーディオ・マルチメディア・システムは、直感的なタッチと音声コントロールによって操作できる。オプションの「コネクテッド・サービス・ドライブ・コネクト」を利用すると、乗員は「インテリジェント・アシスタント」、クラウドナビゲーション、目的地アシストにアクセスできる。
インテリジェント・アシスタントを利用すると、「ハイ、トヨタ」と呼びかけることにより、システムが起動する。音声起動コマンドで目的地を検索したり、「POI(Points of Interest)」を見つけたり、オーディオを調整したり、車内の温度を変更したりすることができる。クラウドナビゲーションは、クラウドを利用して、最新の地図、交通情報、ルート情報をダウンロードする。ユーザーが最新の検索機能を使えるようにするために、POI検索は Google (グーグル)の POIデータを反映させる。 目的地アシストでは、次の目的地を見つけるために 24時間365日の「ライブ・エージェント・アシスタンス」にアクセスすることも可能だ。
◆最大5台のデバイスに車内で4G接続
最新のトヨタ・オーディオ・マルチメディア・システムは、デュアル Bluetooth電話接続を可能にした。標準装備されるワイヤレスの「Apple CarPlay」 とグーグル「Android Auto」にも対応する。
最大5台のデバイスに 車内での4G接続を可能する 「Wi-Fi Connect」のトライアル版が付帯する。これにより、車内が、AT&Tのホットスポットになる。HD Radio、USBデータ、SiriusXMプラチナプランなどのサービスに加えて、Wi-Fi Connect には新しい統合ストリーミング機能があり、顧客が別のApple製品にリンクすることも可能、としている。
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