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BMW X2 新型にEV『iX2』、313馬力ツインモーター搭載…ジャパンモビリティショー2023で世界初公開を予定

レスポンス / 2023年10月11日 18時30分

BMWは10月11日、小型電動SUVクーペ『iX2』を欧州で発表した。新型『X2』のEV版で、「ジャパンモビリティショー2023(JMS2023)」でワールドプレミアされる予定だ。


◆バッテリー容量の8割を29分で充電可能


iX2には、第5世代の「BMW eDrive」テクノロジーを搭載する。最初に発売される「xDrive30」グレードには、前後アクスルにそれぞれ1個のモーターを搭載し、4輪を駆動する。モーターは最大出力313hp、最大トルク50.4kgmを引き出す。


パワフルなツインモーターは、0~100km/h加速5.6秒、最高速180km/hの性能を発揮する。閉じられたBMWキドニーグリルや空気抵抗を抑えた17インチアルミホイールを標準装備。20インチアルミホイールはオプションだ。前面空気抵抗を示すCd値は0.25とした。バッテリーは蓄電容量64.8kWhで、車両の床下にフラットに配置された。1回の充電で、最大449km(WLTPサイクル)の航続を可能にしている。


「マックス・レンジ」機能が、優れた航続に貢献する。充電ソフトウェアの最新バージョンは、充電時の効率を最適化した。さらに、プラグ&チャージ機能が利用できる。自宅での充電やソーラー充電を最適化する「コネクテッド・ホーム・チャージング・パッケージ」も用意された。最大出力130kWの急速充電を利用すれば、バッテリー容量の8割を29分で充電できる。また10分間の充電で、120kmの航続に必要なバッテリー容量を充電可能。標準装備の出力11kWチャージャーの場合、充電時間は約6時間30分。オプションの出力22kWチャージャーの場合、充電時間は約3時間45分だ。


◆10.25インチと10.7インチの2つのディスプレイ


iX2には、最新の「BMW iDrive withクイックセレクト」を搭載し、車両のさまざまな機能をより直感的かつ簡単に操作できるようにした。この新しいディスプレイとコントロール/操作システムは、「BMWオペレーティング・システム9」をベースとし、「BMWカーブド・ディスプレイ」や「BMWインテリジェント・パーソナル・アシスタント」によって操作する。


最新のBMW iDrive withクイックセレクトは、ホームスクリーンと、スピーディなアクセスを可能にする「クイックセレクト」デザインを一新し、家電製品からヒントを得てメニュー構造をアップデートした。新しいホームスクリーンでは、ナビゲーションシステムの地図画面やその他の個別に設定可能なグラフィックが、常にコントロールディスプレイに表示される。同じレベルで、機能アイコンがディスプレイの運転席側に縦に並んで表示される。ドライバーは、指を垂直に動かすだけでアイコンを切り替えることができる。クイックセレクト機能により、サブメニューに進むことなく、この方法で選択した機能を直接起動することが可能になった。


BMWオペレーティング・システム9は、BMWグループによって自社開発され、初めて「Android Open Source Project(AOSP)」ソフトウェアをベースにした。BMWオペレーティング・システム9は、情報とエンターテイメントを表示するデジタルコンテンツの充実、機能更新サイクルの短縮、特定のオンラインサービスへのアクセス性の向上を実現する基盤となっている。


メーターパネルとコントロールディスプレイを一体化させ大型化し存在感を増しつつ、運転席側に傾けることで視認性を高め、タッチ操作による操作性を引き上げたBMWカーブド・ディスプレイを採用している。フルデジタル化されたディスプレイは、10.25インチのインフォメーションディスプレイと10.7インチのコントロールディスプレイで構成されている。


◆最新の先進運転支援システム


最新の先進運転支援システム(ADAS)を搭載する。事故回避ステアリング付きの衝突回避・被害軽減ブレーキを標準装備した。レーン・チェンジ・ウォーニング(車線変更警告システム)、レーン・ディパーチャー・ウォーニング(車線逸脱警告システム)も標準だ。リバースアシストカメラとリバースアシスタントを含むパーキング・アシスタントも、標準装備されている。


オプションとして、ステアリングアシスタント、レーンコントロールアシスタント、ストップ&ゴー機能付きのアクティブ・クルーズ・コントロール、アクティブナビゲーション、出口警告機能、BMWヘッドアップディスプレイ、サラウンドビュー、リモート3Dビュー、BMWドライブレコーダー、リモート盗難レコーダーが用意される。


また、リモートソフトウェアアップグレードを利用して、さまざまな機能をアップグレードできる。これにより、新車購入後に、新しい機能を追加することも可能、としている。


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