「レクサスIS」並のサイズで航続1000kmを実現する次世代BEV『LF-ZC』…ジャパンモビリティショー2023
レスポンス / 2023年10月27日 18時30分
レクサスは「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開10月28日~11月5日)で、次世代バッテリーEVコンセプト2台を世界初公開。うち『LF-ZC』は2026年に導入予定で、次世代電池を搭載することで1000kmの航続を実現する「クルマ屋ならではのBEV」だ。
◆「レクサスIS」並のサイズに詰め込んだ先進技術の数々
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次世代BEVでは、すべての車体構造・コンポーネントを小型軽量化することで、より自由度の高い車両パッケージングを実現。走行性能においても、BEVならではの優れた慣性諸元による素性の良さに加え、RZなどのBEV開発で培ってきた四輪駆動力システム「DIRECT4」のシームレスな駆動力コントロールや、「ステアバイワイヤ」による直感的でリニアなステアリングフィールにより、人とクルマが一体となった走りの気持ち良さや楽しさを追求するという。
デザインテーマは「Provocative Simplicity(挑発的なシンプルさ)」。空力性能に主眼を置き、BEVならではの機能/構造をデザインの特徴とすることで存在感を演出する。スポーティさを特徴とする4ドアセダン、あるいは4ドアクーペとして世に送り出されると思われる。
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前席乗員を前方に低く着座させることで室内空間に広がりを生み出し、フルフラットなフロアやパノラマルーフによる頭上の広がりで、開放的なインテリアデザインを実現した。操作機能をステアリング両サイドのデジタルパッドに全て内蔵。シフトやドライブモードセレクトなど車両に関する操作系は左のデジタルパッドに、音楽や空調などの快適装備系は右のデジタルパッドに格納することで、直感的な操作を可能とする。
ヘッドアップディスプレイと同じ原理でフロントウィンドウに情報を映し出す遠視点メーターを採用したほか、車体の両サイドにデジタルミラーを搭載。車両周辺の映像を投影することで、視線移動を最小限に抑え、運転に集中できるコックピットを実現した。助手席前の大型モニターはエンターテイメントや多様なアプリの拡張ができるオープンプラットフォームとし、モビリティの未来の可能性を拡げるとしている。
エンジンルームが不要なBEVならではの特徴を活かし、目標Cd値0.2以下という高い空力性能とデザイン性の両立を目指した。次世代電池パフォーマンス版(角形)を採用し、電費性能を向上することで従来のBEV比で約2倍の航続距離1000kmをめざす。
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「Arene OS(アリーンOS)」の採用により、先進安全技術やマルチメディアをはじめ、時代の進化に合った機能の順次アップデートが可能となる。走る、曲がる、止まるといった基本性能においても、ドライバーに適したパーソナライズされた乗り味の提供が可能になるという。
好みに応じた様々なクルマの操作、駆動力、音、振動を再現することも可能なほか、ステアバイワイヤとOTAの組み合わせることで、車内でステアバイワイヤを使用してeSports(ゲーム)を楽しみ、その中で気に入ったセッティングをOTAで実車に反映することも可能になるという。
最新AI技術を活用した次世代音声認識では、音声入力に対する素早い反応や臨機応変な提案を行い、執事と会話をしているようなサービス体験を提供する。ナビゲーション機能だけでなく、日頃の行動パターンから、その時々の感情にまで寄り添い、ドライバーの好みに合わせた走行ルートやモードの提案をおこなうという。
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車体をフロント、センター、リヤに3分割した新モジュール構造「ギガキャスト」を採用。車体の一部を一体成形とすることで、生産工程の大幅削減だけでなく締結部を低減することで剛性を高め、操作に対してリニアでより自然なフィーリングを実現することが可能になる。
ボディサイズは全長4750mm×全幅1880mm×全高1390mm、ホイールベース2890mm。レクサスの現行モデルではスポーツセダンの『IS』にもっとも近いサイズとなる。
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