VWの小型EV『ID.3』が10万kmの耐久テストに合格…バッテリー性能の93%を維持
レスポンス / 2023年10月31日 13時45分
フォルクスワーゲンは10月27日、小型EVの『ID.3』がドイツ自動車連盟(ADAC)による10万kmの耐久テストに合格したと発表した。2年半で10万km以上を走行し、バッテリー性能(正味容量)の93%を維持しているという。
ADACのテスターは、ID.3の走行距離をできるだけ早く10万kmに到達させるために、急速充電ステーションで何度もフル充電を行った。さらに、次のテスターのために、ID.3は充電ステーションで100%の充電レベルを維持したまま、数日間止められていた。フォルクスワーゲンによると、これらはEVに推奨しない使い方になるという。
ADACのID.3は、耐久テストの間、いくつかのソフトウェアアップデートを受けた。さまざまなバグの修正に加えて、このアップデートにより、充電出力が170kWまで向上した。このアップデートは、消費電力と航続にも好影響をもたらした。とくに、新しいソフトウエアは、短距離走行や冬の気温0~5度での消費電力を大幅に改善した。
ID.3がアップデートで搭載したインテリジェントなEVルートプランナーも、ADACのテスターから評価されている。長距離走行では、目的地にできるだけ早く到着するように、充電ステーションへの立ち寄りを計画する。バッテリーの充電状態に加え、システムは現在の交通状況や予測も考慮する。EVルートプランナーでは、低出力で充電に時間を要する充電ステーションを1か所選ぶ代わりに、高出力の急速充電ステーションを2か所選ぶことができる。
耐久テストに使用されたID.3は、「プロS」グレードで、バッテリーの蓄電容量は77kWhだ。このプロSの場合、1回の充電での航続は、最大で559kmに到達する。充電に関しては、最新モデルは最大出力170kWで急速充電でき、およそ30分でバッテリーの80%の容量を充電できる。
なお、フォルクスワーゲンは、ID.3を含めた「ID.」ファミリーの全車に、新車登録から8年間または16万kmの走行後も、バッテリーが正味容量の少なくとも70%を維持することを保証している。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
新型EVトラックが1か月で18か国、1万kmを走破 メルセデスベンツ『eアクトロス 600』の挑戦
レスポンス / 2024年7月20日 6時0分
-
電動ワーゲンバス『ID. BUZZ』に“走り”のグレード登場!? ツインモーター搭載の「GTX」
レスポンス / 2024年7月12日 7時0分
-
メルセデスベンツ『Gクラス』のEV、航続473km…グッドウッド2024出展へ
レスポンス / 2024年7月11日 15時15分
-
ホンダが新型「軽バン」発表! 斬新“1人乗り&前後2人乗り”設定も!? 一方で「交換式軽バン」発売は? N-VAN同士で何が違うのか
くるまのニュース / 2024年7月5日 17時10分
-
新種のMINI『エースマン』、市販モデルの姿が続々公開 航続405kmの電動SUV
レスポンス / 2024年7月2日 13時30分
ランキング
-
1日本のにんにくは中国産が9割。「国産にんにく」と「中国産にんにく」の違いとは? 3つの産地で比較
オールアバウト / 2024年7月26日 21時5分
-
2マヨネーズにつけて食べると消化酵素が3倍増…キャベツの栄養を爆上げするのは「千切りorかじる」どちらか
プレジデントオンライン / 2024年7月26日 9時15分
-
3イトーヨーカドー春日部店が閉店へ 「クレヨンしんちゃん」に登場するスーパーのモデル 「残念」「寂しい」惜しむ声
ねとらぼ / 2024年7月26日 16時5分
-
4日本人に多い「近視」 子どもは特に要注意、放置すると及ぶ“危険性” 眼科医が解説
オトナンサー / 2024年7月26日 7時10分
-
5「コロナと夏かぜ流行中」何が起きているのか ワクチンを打っている人、打ってない人の違い
東洋経済オンライン / 2024年7月26日 8時10分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
![](/pc/img/mission/point-loading.png)
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください
![](/pc/img/mission/mission_close_icon.png)