ヒョンデ コナ 日本導入、「日常を彩るクルマ」として---コンパクトSUV
レスポンス / 2023年11月1日 11時30分
ヒョンデモビリティジャパンは、11月1日よりコンパクトEVのSUV、ヒョンデ『コナ』の販売を日本市場で開始。価格は399万3000円からで、航続はロングレンジバッテリー搭載車で625kmとされた。
◆日本のライフスタイルに合ったものとして
ヒョンデモビリティジャパン代表取締役CEOのチョ・ウォンサン氏によると、昨年日本に導入した『アイオニック5』は、「これまでにない革新的なEVとして認められ、アジアブランドとしては初のインポータカーオブザイヤーを受賞するなど、お客様やメディアに高い評価をいただいた。長いホイールベースを生かした広い室内空間や、先進のパワートレインが実現した、長い航続距離などが評価される一方、様々なライフスタイルに合った思い通り安いEVを望まれる声も少なくなかった」と振り返る。こういった声に応えるべく、「ヒョンデEVの先進性はそのままに、取り回しの良いコンパクトサイズのSUVとしてコナを導入する」とその経緯を説明。
このコナという名前は、「アメリカハワイ島の地名、コナにちなんで名付けられた。ヒョンデのSUVは従来リゾート地や観光都市にちなんだネーミングを採用し、SUV特有の活気あふれるイメージを伝えてきている。このコナもそのような発想から、スキューバーダイビングなどが盛んなコナのアクティブなイメージ、そして同名のコーヒーのように日常を彩るクルマというイメージを込めて命名した」と説明する。
コナは、グローバルでは第2代目のモデルで、初代は2017年6月に発売。初代コナのグローバル販売台数は約23万台で、「特にEVモデルは北米とヨーロッパのお客様に多く愛されてきた」新型コナは今年の3月にワールドプレミアされ、韓国を皮切りに、11月からは北米とヨーロッパにも販売を開始する予定」とウォンサン氏。
「初代のエッセンスを受け継ぎ、さらに進化したコナは、多様なライフスタイルと新しい挑戦を楽しむお客様の生活にフィットするジャストサイズのSUV。EVに慣れ親しんだお客様に限らず、初めてのEVを購入するお客様にとっても、高い実用性を持ち、日常の相棒となるコナに注目していただきたい」とコメントした。
◆日本仕様として最適化
そして、コナを日本に導入するにあたり、ヒョンデモビリティジャパンR&Dセンターの宮野達也氏は、「日本特有の交通環境、お客様のニーズをもとに、コナを日本仕様に最適化するための開発を行った」という。
コナのロングレンジモデルは、最大64.8kWhの走行用バッテリーと150kWのモーターを採用し、自社測定値WLTCモードでは航続625kmを達成。これは、「東京から富士山の5合目まで登って、登山を楽しんで帰ってくることも余裕でこなしてくれるパワーと高速距離を備えている」と述べる。
また、進化したバッテリーコンディショニングシステムにより、「猛暑や真冬においてもバッテリーを冷却、昇温し温度を最適化することによって、急速充電性能を確保。90kW級の急速充電器を使用した場合、10%から80%まで45分で充電することが可能だ」。
そして、ドライブモードも含めて日本市場に向けて最適化。宮尾氏は、「日本の交通環境は非常に多彩で、お客様の好みにおいても繊細かつクルマにこだわりを持つ人々が多いため、これらすべてのお客様に満足してもらえるように、コナを開発するにあたって日本現地での商品開発を実施することが必要だと考えた。北海道の豪雪地帯、複雑な首都高、さらには富士山の登り下りまでテストを繰り返した結果、日本市場のために特別にチューニングする要素を絞り込んだ」と話す。宮尾氏は、「日本の繊細な交通環境に合わせ、運転者、同乗者すべての人が快適かつEVならではの気持ちの良い走りを実現。お客様の好みやシーンに応じて、エコ、ノーマル、スポーツ、スノーモードのそれぞれで日本仕様向けにチューニングしている」とのことだった。
また、i-PEDALと呼ばれるいわゆるワンペダルフィーリングも実現。「減速時にエネルギーを回収して航続距離を伸ばすことができる回生ブレーキだが、パドル操作で回生ブレーキの強さを調整でき、特に“i-PEDAL”ではアクセルペダルに乗せた右足操作のみで加速、減速、停止まで思いのままにコントロールできる楽しさを追求。また、スマート回生ブレーキを使えば、前車との車間距離を保つように自動で回生ブレーキの強さを調整し、より安心して快適なドライブを楽しんでもらえる」と説明する。
ナビゲーションシステムも日本専用に開発。そのARナビゲーションは、「実際の映像に視覚的効果を取り入れることにより、ドライバーへより直感的にルートガイドを伝える。国内の様々な地域で走行テストを行い、お客様の感覚や複雑な道路形状につきしたルートガイドやボイスアナウンスなど専用のチューニングを行い搭載した」という。
そのほかデジタルキーなどのほか、V2Lや、ワイヤレスソフトウェアアップデート(OTA)も採用し、コナは、「コンパクトなSUVで、日本の様々なお客様のライフスタイルをより一層多彩にしてくれるマルチプレイヤーだ」と述べた。
◆様々なライフステージで人生を楽しむ方へ
このコナのターゲットカスタマーについて、ヒョンデモビリティジャパンシニアスペシャリストの宮本純氏は、「韓国では既に販売をスタートしており、コンパクトなサイズ感とデザインを好まれる若いお客様から高い評価を受けている、また、我々は若いお客様だけではなく、様々なライブステージで人生を楽しむ方々に乗っていただきたい。コロナ禍以降、アウトドアアクティビティやレジャーを楽しむお客様が増えた。コナは、そんなお客様のライフスタイルにフィットする一台だ」とコメントした。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
セグメントをリードするEV航続605km、キアが新型コンパクト電動SUV『EV3』発表
レスポンス / 2024年11月13日 16時30分
-
[15秒でわかる]ヒョンデ『アイオニック5』改良新型…一充電走行距離が最大703kmに
レスポンス / 2024年11月12日 8時30分
-
韓ヒョンデが新型「IONIQ5」を発売! バッテリーを1種類に絞った理由は?
マイナビニュース / 2024年11月9日 11時20分
-
ヒョンデのコンパクトEV『インスター』、日本導入を正式発表…2025年春
レスポンス / 2024年11月9日 7時0分
-
全長4m以下の新型「コンパクトハッチ」発売! SUVテイストの近未来デザイン採用!? 「INSTER」25年春に上陸! ヒョンデから
くるまのニュース / 2024年11月8日 18時10分
ランキング
-
1風邪の初期症状の正しい理解と市販薬の使い方を知る…「ひき始めに服用する」わずか4%
日刊ゲンダイDIGITAL / 2024年11月26日 9時26分
-
2「運転する夫に『間違えてばっかり!』と怒鳴ったら、路肩に急停止。怖くて大ゲンカしましたが、私が悪いんですか?」投稿に回答殺到!?「お前が運転しろ」「料理してる時に言われたらどうする」の声も
くるまのニュース / 2024年11月26日 12時10分
-
3「空中ドローン空母」をウクライナ軍が公開 自爆ドローンを複数搭載可能 創作物の話が現実に?
乗りものニュース / 2024年11月26日 11時42分
-
4「50代でモテている男性」3つの特徴。見た目が渋くてカッコいい「イケオジ」じゃなくてOK
日刊SPA! / 2024年11月26日 15時52分
-
5とんでもない通帳残高に妻、絶句。家族のために生きてきた65歳元会社員が老後破産まっしぐら…遅くに授かった「ひとり娘」溺愛の果て
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月21日 8時45分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください