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クルマ屋ならではのBEV=レクサス『LF-ZC』は2026年に発売?

レスポンス / 2023年11月4日 15時0分

レクサスは、11月5日まで開催されているジャパンモビリティショー2023において、BEVのコンセプトモデル『LF-ZC』を出展した。


LF-ZCは「クルマ屋ならではのBEV」として、従来モデルより継承した走り味と進化した電動化技術によって、機能と美しさに妥協のないクルマを目指して生まれたコンセプトモデルである。


発表されたコンセプトモデルは2026年の市場導入を目指している。これは、レクサスが2035年に目指すBEVブランドへの変革という一大プロジェクトに先行するものだ。


◆BEV化はスタイルの一新と直感性を高めたドライビングを付与する


「LF-ZC」エクステリア 後方に向かって絞り込むラインは、リアタイヤ周りをワイドに浮かび上がらせる。

低いフロントから連続して、後方に向かって絞り込こむ形のボディラインは、低重心かつワイドなスタイルをクルマに与えている。これは空力性能とデザイン性を両立させたもの。高い運動性能を伺わせると共に、レクサスらしい重厚感あるエクステリアとなっている。


またLF-ZCの運動性能は次世代を強く意識したものとなっている。BEVならではの優れた慣性諸元による素性の良さに加え、RZなどのBEV開発で培ってきた四輪駆動力システム「DIRECT4」を搭載。これは、シームレスな駆動力コントロールを与えている。また、「ステアバイワイヤ」によるリニアなステアリングフィールにより、人とクルマが一体となった走りを楽しめる。LF-ZCは官能的なドライブ体験を次世代の水準で追求しているのである。


◆テクノロジー、インテリジェンスの進化を「レクサスらしく」表現する車内空間


「LF-ZC」インテリア  デザイン、機能の進化は実車いかに実車に反映されてるか。

次世代モデルとしてのこだわりは車内空間にも色濃く反映されている。例えば、内装には、資源を循環させながら、上質な空間を提供する、サステナブルな取り組みとして「Bamboo CMF*1 Concept」を採用(CMFはColor、Material、Finishの略でクルマづくりにおける、色や素材、質感を含めたデザインを指す)。テクノロジーを通じて、伝統的な素材の新しい可能性に挑戦し、環境への配慮と上質でラグジュアリーなデザインの両立を図っている。


また、必要な機能を必要なタイミングで直感的に操作することが可能な「Digitalized Intelligent Cockpit」や、先進安全技術やマルチメディアをはじめ、時代の進化と共に各種機能がアップデート可能な新ソフトウェアプラットフォーム「Arene OS」の採用。加えて、走る、曲がる、止まるといった基本性能においても、ドライバーには、パーソナライズされた乗り味が提供される。自分だけの愛車を作り出すことが可能になっている点にも注目したい。


次世代の知能面でもLF-ZCはその質にこだわる。最新AI技術を活用した次世代音声認識は、音声入力に対する素早い反応や臨機応変な提案を実現。従来のナビゲーション機能の枠を超えて、日頃の行動パターンから、ドライバーの好みに合わせた走行ルートやモードの提案を行う。


バトラー(執事)と会話をしているような体験を提供する、とレクサスは紹介するが、これも高水準のものづくりをする「クルマ屋」の矜持だと言えるだろう。


★ジャパンモビリティショーは、従来の東京モーターショーにモビリティの枠を超えて他産業やスタートアップなども加わり、装いを新たに開催するもの。一般公開は28日から11月5日まで、主催は日本自動車工業会。


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