【F1 サンパウロGP】フェルスタッペンが今季17勝目を記録…角田裕毅が9位入賞
レスポンス / 2023年11月6日 8時28分
ブラジル・サンパウロのインテルラゴスサーキットで5日(現地時間)、F1サンパウロGPの決勝レースが行われ、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が優勝。更新中の年間最多記録を17に伸ばした。
サンパウロGPは今季最後のスプリントレースフォーマットで行われ、土曜日に開催されたスプリントレースではランド・ノリス(マクラーレン)がポールポジションを獲得したが、マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)が逆転優勝を飾った。
金曜日に行われた決勝レースの予選では、フェルスタッペンが堂々のポールポジションを獲得。シャルル・ルクレール(フェラーリ)が2番手となり、好調のアストンマーティン勢、ランス・ストロールとフェルナンド・アロンソが3番・4番グリッドを獲得した。
決勝レースは71周。今回、ソフトタイヤがこのコースに一番合っている状況だったため、19番グリッドのローガン・サージェント(ウイリアムズ)がミディアムを選択した以外は、すべてソフトタイヤを履いてダミーグリッドを離れた。日本時間6日2時にフォーメーションラップがスタートしたが、2番グリッドのルクレールがマシントラブルからスピンを喫しタイヤバリアにヒット。レースがスタートする前にリタイヤする結果となった。
2番グリッドが空いた状態でのスタートは、フェルスタッペンが難なくトップで1コーナーに入って行ったが、アストンマーティンの2人は失速。6番グリッドのノリスが2位に浮上し、5番グリッドのハミルトンが3位に浮上した。
後方ではクラッシュが発生。1周目からセフティーカーが導入され、そのまま赤旗中断となった。この時点でトップはフェルスタッペン、2位ノリス、3位ハミルトン。以下アロンソ、ストロール、ジョージ・ラッセル(メルセデス)、セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)カルロス・サインツ(フェラーリ)と続いた。
この順位のスターティンググリッドで、約30分の中断ののち、改めて4周目からレースが再開。2度目のスタートでもフェルスタッペンはトップをキープしたが、2位以下は激しいバトルとなり、一瞬ハミルトンが2位に浮上するもノリスが1コーナーでハミルトンを抜き返し、アロンソもハミルトンを抜いて3位に上がってきた。2位のノリスはスタートで離されたフェルスタッペンとの距離を徐々に詰め、8周目にはオーバーテイクを仕掛けたが抜くには至らず。そこからフェルスタッペンはペースを上げ、後続との差を広げていった。
6番グリッドから2度目のスタートを行ったペレスは、14周目に5位、18周目に4位に浮上。3位アロンソとの差は約8秒あったが、2度のタイヤ交換が終わると、その差を1秒以内に縮めてきた。
レースの残り10周となった62周目、トップのフェルスタッペンから11秒後方にノリス、その12秒後方にアロンソと、トップ2はほぼポジションを固めた状況となり、そのままチェッカー。フェルスタッペンは、自身が更新中の年間最多勝利記録を17に伸ばした。ノリスは今季7度目の表彰台。そしてアロンソとペレスの3位表彰台争いは、残り2周でペレスが3位に上がったが、ファイナルラップでアロンソが3位を奪い返し、最後は横並びでゴールラインを駆け抜け、0.053秒という僅差でアロンソが今季8度目の表彰台を獲得した。
■角田裕毅はスプリント6位、決勝9位
決勝レースの予選では16番手と下位に沈んだ角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)だったが、スプリントの予選では6番グリッドを獲得。スプリントレースも6位でフィニッシュした。決勝レースではスタート直後に10位までポジションアップ。その後タイヤ交換を遅らせる作戦で一時5位を走行した。2度目のタイヤ交換後は10位にポジションを落としたが、周りより速いペースで周回し、最終的に9位でチェッカーを受けた。
ダニエル・リカルド(アルファタウリ・ホンダ)もスプリントで活躍し9位フィニッシュ。決勝レースは17番グリッドからスタートし前を狙ったが、不運にもクラッシュしたマシンのタイヤがリアウィングに直撃した。レッドフラッグ中に修理を行い、ピットレーンから最後尾でスタートしたが、この時点で1周遅れ。角田よりも速いタイムを記録するなど実力を見せつけたが、1周の差を挽回することはできず、13位でチェッカーを受けた。
■サンパウロGP決勝レース結果
1.マックス・フェルスタッペン(レッドブル・ホンダ)
2.ランド・ノリス(マクラーレン)
3.フェルナンド・アロンソ(アストンマーティン)
4.セルジオ・ペレス(レッドブル・ホンダ)
5.ランス・ストロール(アストンマーティン)
6.カルロス・サインツ(フェラーリ)
7.ピエール・ガスリー(アルピーヌ)
8.ルイス・ハミルトン(メルセデス)
9.角田裕毅(アルファタウリ・ホンダ)
10.エステバン・オコン(アルピーヌ)
11.ローガン・サージェント(ウィリアムズ)
12.ニコ・ヒュルケンベルグ(ハース)
13.ダニエル・リカルド(アルファタウリ・ホンダ)
14.オスカー・ピアストリ(マクラーレン)
以上完走
--.ジョージ・ラッセル(メルセデス)
--.バルテリ・ボッタス(アルファロメオ)
--.周冠宇(アルファロメオ)
--.ケビン・マグヌッセン(ハース)
--.アレクサンダー・アルボン(ウイリアムズ)
--.シャルル・ルクレール(フェラーリ)
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
ラッセルV一転失格に、ハミルトンが繰り上がり優勝 ベルギーGP
AFPBB News / 2024年7月29日 3時40分
-
【F1】角田裕毅 ペナルティー影響し17位も…ペレス惨敗でレッドブル昇格巡る緊急会議開催へ
東スポWEB / 2024年7月29日 0時11分
-
ルクレールPP 最速はグリッド降格のフェルスタッペン ベルギーGP
AFPBB News / 2024年7月28日 1時33分
-
【F1】角田裕毅のレッドブル昇格が最有力と海外続々報道「フェルスタッペンの隣で走る」
東スポWEB / 2024年7月14日 12時41分
-
F1角田裕毅はペレス後任の「疑う余地ない候補」 米FOX高評価、ただし最有力は「当然リカルド」とも
THE ANSWER / 2024年7月11日 7時13分
ランキング
-
1柔道日本の涙の謝罪「顔向けできない」にエール続出 「謝らないで」「堂々と日本に帰ってきて」
THE ANSWER / 2024年8月4日 3時30分
-
2柔道混合団体、宿敵フランスに敗れ銀メダル 代表戦にリネール登場に「ルーレットで…マジか?」の声…パリ五輪
スポーツ報知 / 2024年8月4日 2時14分
-
3【柔道】涙の阿部詩への〝誹謗中傷〟 金野強化委員長も不快感「全く理解できない」
東スポWEB / 2024年8月4日 3時40分
-
4伊藤美誠 銅メダルの早田ひなに大感激 「どんだけ痛くても絶対やり遂げる選手だと思ってた」ねぎらう
スポニチアネックス / 2024年8月3日 22時55分
-
5パリ五輪・柔道「待て」をめぐる“疑惑の判定” 全日本柔道連盟の元審判員は、「あんな下手な判定はない」「背中を叩くのは基本中の基本」と指摘
NEWSポストセブン / 2024年8月4日 7時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください