ルノーから「エアロバン」登場、EVは空力効果で航続410kmに…『マスター』新型
レスポンス / 2023年11月23日 9時0分
ルノーグループ(Renault Group)は11月21日、大型商用バンのルノー『マスター』の新型を、フランスで開幕した商用モビリティショー「SOLUTRANS 2023」で初公開した。
マスターは、『カングー』の兄貴分にあたる大型商用車だ。1980年以来、300万台以上を販売してきたルノー商用車の主力モデルのひとつ。新型は、より効率的で、100%コネクテッドで革新的な新世代バンとして登場した。
新型マスターは、空力性能を追求した「エアロバン」形状のボディが特長だ。ボンネットは短く、ウィンドスクリーンは前方に傾斜している。ウィングミラー、バンパー内の吸気ダクト、ルーフラインの傾斜は最適化され、リアは絞り込まれた。また、シャープなエアロダイナミクスにより、コックピット内の静粛性も向上している。
ルノーが通常使用する風洞施設では車両が大きすぎるため、83%にスケールダウンしたモデルを使用して空力テストが行われた。その後、航空機のエアロダイナミクスを評価するために作られたトンネルで、実物大モデルがテストされた。このような開発工程により、エアロダイナミクス性能が向上した。新型の内燃エンジン車のCO2排出量は39g/km削減され、200g/kmを切った。
EVバージョンは2仕様を設定する。ひとつは、最大出力130hp、最大トルク30.6kgmのモーターを搭載し、蓄電容量40kWhのバッテリーを組み合わせる。1回の充電での航続は、最大180km(WLTPサイクル)とした。
もうひとつは、最大出力143hp、最大トルク30.6kgmのモーターを積み、蓄電容量87kWhのバッテリーを搭載する。1回の充電での航続は、最大410km(WLTPサイクル)に到達する。現行マスターに対して、航続は2割拡大している。
消費電力は、最新のバッテリー熱管理システムにより、87kWhの大容量バッテリー搭載車でも、100km走行あたり21kWh (WLTPサイクル)に抑えた。バッテリーの充電は、出力22kWのACチャージャーで、およそ4時間。出力130kWのDC急速充電では、30分で229kmの航続分のバッテリー容量を充電できる。
外部リンク
この記事に関連するニュース
-
キャンピングカーベースの王者『デュカト』、EV版がマイチェンで航続424kmに 商用でも存在感
レスポンス / 2024年11月27日 15時0分
-
6速MTあり! トヨタの最新「めちゃデカいバン」がスゴい! 全長6.3m超え&「2列7人乗り仕様」も設定! 高性能“静音仕様”まで選べる最新「プロエース」欧州モデルとは!
くるまのニュース / 2024年11月19日 6時10分
-
トヨタ「9人乗りバン」と日産「7人乗りバン」がスゴイ! 「ハイエース」と「キャラバン」を凌駕!? 画期的な商用車「プロエース」と「タウンスター」とは?
くるまのニュース / 2024年11月16日 6時10分
-
デカい、広い、日産の大型商用車『インタースター』新型、欧州で発売
レスポンス / 2024年11月8日 18時30分
-
BMW『i5ツーリング』、394馬力ツインモーターの「xDrive40」追加へ…航続520km
レスポンス / 2024年11月1日 8時15分
ランキング
-
1年収1,000万円なんてこんなもん…42歳で部長に抜擢の〈大企業エリート〉。質素すぎる毎日に、部下「夢がない」「このままこの会社にいても」と絶望
THE GOLD ONLINE(ゴールドオンライン) / 2024年11月28日 7時15分
-
2「無性にコーヒーが飲みたい…」 実は鉄分不足が原因? 疲労増&集中力低下も
オトナンサー / 2024年11月27日 8時10分
-
3「ワンタッチ痴漢」と言わないで…性犯罪を軽んじる言葉に警鐘 発信源と報道された警視庁に聞いた
まいどなニュース / 2024年11月28日 7時10分
-
4知っておくと便利「つらい咳」を止めるツボと食材 漢方に詳しい薬剤師が紹介する咳止め漢方3種
東洋経済オンライン / 2024年11月27日 12時30分
-
5「いつか使う」可能性は1%? 捨てられないモノへの執着が消える考え方
PHPオンライン衆知 / 2024年11月28日 11時50分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください